横浜の強盗殺人、遺体全身に数種類の打撲痕…室内の20万円なくなる

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 横浜市青葉区鉄町(くろがねちょう)の住宅で16日、手足を縛られた男性の遺体が見つかった事件で、遺体の全身に打撲痕があり、傷の状況から鈍器のようなものが使われた可能性があることが捜査関係者への取材でわかった。

 神奈川県警の発表によると、室内にあった現金約20万円がなくなっていた。県警は17日、強盗殺人事件として特別捜査本部を設置し、首都圏で相次ぐ「闇バイト」による強盗事件との関連を調べる。

 殺害されたのは、住人の無職後藤寛治(ひろはる)さん(75)。司法解剖の結果、後藤さんは10月15日頃に死亡したとみられる。死因は全身打撲による出血死だった。

 捜査関係者によると、遺体には拳以外にも、鈍器のようなもので殴られたとみられる複数の種類の傷が確認された。後藤さんは発見時、脱衣場で服を着たまま横向きに倒れ、出血していた。手足を粘着テープで縛られ、口も塞がれていた。

 室内には異なる種類の土足の跡が複数あり、タンスの引き出しなどが開けられ、物色された状態だった。県警は複数人が強盗目的で計画的に押し入った可能性が高いとみている。