帰国を前に青柳(左)と笑顔を見せるビーズリー(球団提供)

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 阪神のジェレミー・ビーズリー投手(28)が16日、米国へ帰国のために離日した。出発前に報道陣の取材に対応。来日2年目は8勝3敗で昨季を上回る成績を残して、「去年よりチームからの信頼度っていうのは上がったかな。野手陣や他のピッチャーとコミュニケーションを取りながら」と満足げな笑顔を浮かべた。

 来季の残留を「もちろん」と熱望。「阪神が大好きなので、帰ってきたい気持ちもすごいあります。周りのスタッフ、通訳、記者の方だったり、素晴らしい人たちに囲まれ、恵まれた環境にいるし」と感謝の気持ちを込めた胸中を吐露した。藤川球児新監督(44)とは今春のキャンプ中に言葉を交わしており、「よくいろいろ学ばれてる方。選手も監督のことを知ってるし、コミニケーションがしっかり取れて、話せる機会も増えるのかな」と期待を寄せた。

 関西国際空港には、青柳晃洋投手(30)が見送りに訪れた。“しばしの別れ”を惜しむように肩を組んで、「仲良しの選手がこういう風に来てくれるのは、すごいうれしい」と絆をにじませた。