昭和から平成にかけてアニメ『ドラえもん』の声で親しまれた、声優でタレントの大山のぶ代さんが9月29日老衰のため、亡くなりました。90歳でした。

【映像】水田わさび「今も演じる中で大山さんがマイクの前に立つ背中を思い出します」

 大山さんの訃報を受け、2005年4月からドラえもんの声を担当する水田わさびさんらが追悼のコメントを発表しました。

 水田さんは「突然のご逝去の報に何をどう伝えればいいかわからないくらい心が動いております。それくらい偉大な役者さんであり、とてつもなく大きなバトンを受け取りました。今も演じる中で、大山さんがマイクの前に立つ背中を思い出します。これからも何度も思い出します。その背中に届くように、のび太君たちとこれからも冒険します。長い間、本当にありがとうございました。」と、感謝の言葉をつづりました。

 現在「しずかちゃん」の声を担当する、かかずゆみさんは、「イキイキと喋り動き回る『ドラえもん』を見るのが楽しみな幼少期でした。そのお声を聞くと、こどもの頃のワクワクした気持ちを思い出します。長年愛されるキャラクターに育ててくださりありがとうございました。作品を引き継いだ1人として、次の世代にもしっかりと愛される作品作りにこれからも邁進して参ります。ご生前のご功績を偲び、謹んでご冥福をお祈りいたします。」と、追悼。

 野沢雅子さんは「ペコとは初期からの声優仲間で長いお付き合いだったので、まだ実感が湧きません。スタジオで会えば『マコ〜!』と元気に声をかけてくれた笑顔を昨日のことのように思い出します。寂しいけれど、あちらのみんなと集まってまた一緒にお芝居してね。」と、メッセージを送っています。(ANNニュース