北海道月形町で観測された低緯度オーロラ(15秒間露光)(11日午前4時5分)=早坂洋祐撮影

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 北海道で11日未明、北の夜空を赤く染める「低緯度オーロラ」が観測された。

 陸別町の「銀河の森天文台」によると、太陽活動が活発になった影響で道内各地で目撃されたという。月形町では肉眼で確認できなかったが、デジタルカメラで撮影すると、星空の地表近くが赤く染まる様子が写し出された。

 オーロラは太陽の表面で起きる爆発によって放出された電気を帯びた粒子が、地球の大気にぶつかって発光する現象。通常はアラスカなど高緯度地域で見られるが、道内や本州の一部など低緯度地域でも5月や8月に観測されている。