さいたま市の強盗事件で奪われたクレカを不正利用容疑 大学生再逮捕
東京、埼玉で相次いでいる強盗事件に絡み、さいたま市西区で9月にあった事件で奪われたクレジットカードで不正に買い物したなどとして、埼玉県警は10日、埼玉県春日部市大沼4丁目の大学生近藤俊浄容疑者（21）を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。
容疑を認めているという。
捜査1課によると、近藤容疑者は9月18日午前4時10〜40分ごろ、春日部市内のディスカウントストアで、不正に入手した他人名義のクレジットカードを使って金の指輪二つ（計2万8380円）を購入し、だまし取った疑いがある。近藤容疑者の供述や防犯カメラの捜査から特定したという。
クレジットカードは、さいたま市西区の強盗事件の被害品で、既に容疑者の関係先から押収されている。一方、指輪は発見されていないという。
近藤容疑者は、強盗事件の被害品だった別のクレジットカードを使って現金を引き出そうとしたとして、窃盗未遂容疑で逮捕されていた。
県警は、近藤容疑者がSNS上で高額報酬をうたう、闇バイトに応募し、秘匿性の高いアプリで指示役から指輪を購入するよう指示されていたとみている。捜査関係者によると、近藤容疑者は報酬を受け取っていなかったという。（浅田朋範）
