インタビューに応じる万博協会の十倉雅和会長(10日、東京都千代田区で)=米山要撮影

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 2025年大阪・関西万博の開幕まで半年を迎えるのに合わせ、日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長(経団連会長)が10日、東京都内で読売新聞などのインタビューに応じ、入場券の販売枚数が、6日時点で前売り目標の半分の700万枚を超えたと明らかにした。

 前売り期間は6割の10か月が経過し、残りは6か月となる。

 入場券は昨年11月に発売された。今月2日時点の販売枚数は605万枚だったが、この4日間で約100万枚増えたことになる。

 今月6日は、会期中に1回利用できる「1日券」が通常より1500円割安な大人6000円で購入できる「超早割」価格の販売期限で、駆け込みでの購入が増えたとみられる。また9月以降、人気歌手のAdoさんが来年4月13日の開幕日にライブを開くことなどが公表され、万博への注目も高まっていた。

 十倉氏は「急速な伸びで、手応えは感じている」とし、開催機運の盛り上げに力を入れていく考えを示した。