右前適時打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

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初回は二ゴロ、1点リードの2回に右前適時打を放った

【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間10日・サンディエゴ)

 ドジャース・大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・指名打者」で先発出場。1点リードの2回2死一、三塁で右前適時打を放った。一塁ベース上で雄たけびを上げ、チームを鼓舞した。

 1勝2敗で迎えた第4戦。負ければ今季が終了する一戦で、大谷が躍動した。第1打席は二ゴロに倒れたが、第2打席で一、二塁間を破る2点目の右前適時打。相手先発シーズをKOした。試合はムーキー・ベッツ内野手が初回に先制ソロ、2回に大谷とベッツの適時打で2点を加え、3点リードを奪った。

 地区シリーズ第1戦は5打数2安打3打点。右越え3ランと中前打を放ち、勝利に貢献した。第2戦は4打数無安打。ダルビッシュ有投手には三振、一ゴロ、投ゴロに封じられ、チームも敗れた。

 第3戦は4打数1安打。第2打席で中前打を放ち、テオスカー・ヘルナンデス外野手の満塁弾で生還したが、1点差で敗れた。3試合の通算成績は打率.231(13打数3安打)、1本塁打、3打点、6三振、OPS.692だった。

 レギュラーシーズンでは159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。「54-59」まで数字を伸ばした。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。(Full-Count編集部)