海外のレストランのシェフなどが集まり和牛の加工技術を学ぶセミナーが7日、群馬県玉村町で開かれました。

玉村町の全国食肉学校で開かれたこのセミナーは、畜産物の輸出業者などで組織する日本畜産物輸出促進協会が主催しました。

ステーキが中心の海外に、スライス肉などの日本の食文化や加工技術を知ってもらい和牛の輸出促進につなげようと毎年開かれています。7日は7か国からレストランのシェフや輸入業者など29人が参加しました。

セミナーでは食肉学校の講師が、肩ロースの大きな肉を包丁で切り分けたあと、専用の機械でスライスしていきました。そして、こうした肉がしゃぶしゃぶやすき焼きに使われることや、硬い肉でもスライスすることで柔らかく美味しく食べられることなどを説明していました。参加者は技術を持ち帰ろうとスマートフォンで撮影しながら熱心に見学していました。

9月から始まったこのセミナーは来月までにあと4回開かれます。