1回、慶大・清原正吾と対戦する東大・渡辺向輝 (カメラ・佐々木 清勝)

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◆東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第3日▽東大−慶大(7日・神宮)

 東大は、元ロッテ投手で現在は社会人野球・日本製鉄かずさマジックの監督を務める渡辺俊介さん(48)の長男・渡辺向輝投手(3年=海城)が中1日で先発。レジェンド・清原和博さん(57)を父に持つ慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)には0−0の4回先頭、左越えソロを被弾するなど5回2/3を8安打3失点で降板。リーグ戦初勝利はお預けとなった。

 渡辺は父と激似の投球フォームが持ち味のサブマリン。9月21日の明大1回戦では先発し、強力打線を相手に8回4安打無失点の快投を見せるなど進化のまっただ中にいる。5日の慶大1回戦にも先発。4回途中を4安打5四死球、4失点で2敗目を喫していた。気持ちのこもった89球に、客席からは大きな拍手が送られていた。