死亡事故の現場付近で啓発活動を行う山形地区交通安全協会の会員ら(4日、山形市で)

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 山形市東青田で3日、近くの大学生(21)が乗用車にはねられ死亡した事故で、山形署は4日、車を運転していた同市の男(25)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の疑いで逮捕した。

 発表によると、男は3日午前0時35分頃、同市東青田の国道13号の交差点を走行する際、時速60キロ制限のところを時速100キロ以上で走って安全確認を怠り、横断歩道付近を小走りで渡っていた大学生をはね、死亡させた疑い。

 乗用車側の信号は青だったという。男は左腕に軽傷を負い、退院後に逮捕された。

 山形署は4日、現場近くの交差点で安全運転を呼び掛ける啓発活動を行った。山形地区交通安全協会の会員など約30人が参加した。

 国土交通省山形河川国道事務所によると、現場周辺の国道13号では死傷事故が多いことから、県内の事故危険区間195区間の一つに選定されていた。