「えっ…“軽”の室内!?」“広すぎる”ホンダ「N-BOX」がスゴイ! 斬新「分割仕様」の「N-TRUCK/N-CAMP」とは
N-BOXがベースのピックアップトラックとキャンピングトレーラー?
全国のクルマファンが集う自動車イベントでは、個性豊かなカスタムカーに出会えます。最先端の技術が使われた次世代のクルマや、ノスタルジックなクラシックカー、ユニークなキャンピングカーなど、イベントのコンセプトに合わせたクルマたちが注目を集めます。
2015年2月に開催されたキャンピングカーのビッグイベント「ジャパンキャンピングカーショー2015」。販売店やキャンピングカービルダーが集結した当イベントで、一躍注目を集めたのがホンダのカスタムカー「N-TRUCK/N-CAMP」です。
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N-TRUCK/N-CAMPは、ホンダの軽自動車「N-BOX」をベースに造られました。N-BOXといえば、国内での年間販売台数1位を獲得した人気車種。軽自動車トップクラスの室内空間や積載性能、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」などが魅力の軽トールワゴンです。
N-BOXの初代モデルが発売されたのは2011年11月。「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という理念のもとに開発されました。考え抜かれたエンジンルームの最小化や低床化により、従来の軽自動車以上の室内空間の広さを実現。アウトドアや車中泊を目的とするユーザーからも注目を集めました。
今回紹介するN-TRUCK/N-CAMPは、初代N-BOXをベースにし、ピックアップトラックとキャンピングトレーラーに改造されたユニークなカスタムカーです。N-TRUCKがN-CAMPと連結されると、一台のキャンピングカーとして完成します。
ピックアップトラックとなるN-TRUCKは、N-BOX後席の両側スライドドアが撤去され、全長も50cmカットされる大胆なカスタムが施されています。N-TRUCK単体で見るとミニカーのようなコミカルな外観です。
牽引されるトレーラー側のN-CAMPは、本格的なキャンピングトレーラーと同じデザイン。異なるのはあきらかに小さなサイズ感です。
キャンピングトレーラーがそのまま軽自動車のサイズに縮小されたデザインには、ホンダの本気が感じられます。
気になるN-CAMPのインテリアは、軽の車内とは思えないリビングのような快適空間。落ち着きのあるカーペットが敷かれ、肘かけ付きのソファと広めの机、2人で使える収納式のロフトベッドも用意されています。インテリアを好きなようにアレンジできるのも嬉しいポイントです。
このクルマでキャンプに出かけたらどんなに楽しいことかと、アウトドアファンならずとも思わずワクワクしてしまうでしょう。
また、N-TRUCKとN-CAMPの連結部分は折りたたみ式に設計されています。折りたたんで、トラック側とトレーラー側をくっつければ一般の駐車場にも駐車可能です。
ここまで実用性が高いと、もしかしたら市販化を予定しているクルマなのかと期待してしまいますが、残念ながら今のところ市販化の発表はありません。
しかし昨今のアウトドアブームから、今後もN-TRUCK/N-CAMPのようなユニークなキャンピングカーやオプションパーツが開発される可能性は完全には否定できませんん。今後の自動車イベントで発表されるクルマからも目が離せません。