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マツダの新型「ロータリースポーツカー」に何を期待する？

　昨年10月に、東京モーターショーからリニューアルして誕生した「ジャパンモビリティショー2023」が開催されました。
　
　そのなかで大きな注目を集めていたのが、世界初公開となるマツダの新型スポーツカー「アイコニックSP」でした。
　
　いったいどのようなクルマなのでしょうか。

マツダ「アイコニックSP」

　アイコニックSPは、マツダが新開発した、次世代の2シータースポーツカーのコンセプトモデルです。

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　ボディサイズは全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mmというコンパクトなもので、車両重量は1450kgとなっています。

　エクステリアは、無駄なデザインの主張はなく「純粋で、乗る人の気持ちを昂らせる」ライトウェイトスポーツカーのプロポーションを実現し、低重心なプロポーションでスポーティに設計されています。

　マツダの歴史と伝統を引継ぎ、ロータリーエンジンを搭載。なお今回は「2ローター」を採用しています。最高出力370PSを発揮する「2ローターRotary-EVシステム」の導入により、単なるガソリンエンジンではなく、水素をはじめとした様々な燃料の使用が可能となっています。

　このロータリーエンジンはクルマ中央部に寄せて搭載され、50：50に近い重量配分を実現しています。

　展示車はコンセプトカラーとされる鮮烈なヴィオラ・レッドを全身にまとっていました。このコンセプトカラーは「赤を大切にしたい」というマツダの想いをもとに、「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」企業理念を重ね合わせて創られたといいます。

　さて気になる市販化ですが、ことし1月の「東京オートサロン2024」で、マツダ側は「アイコニックSPに極めて大きな反響、そして熱烈な声をいただき、我々も感激しました。そこでなんとか（市販化を）実現できるように、まずロータリー開発部門のスタートを切りました」と話しています。

「これはまだまだ解決しなければならない技術的な課題があり、ハードルもものすごく高いです。しかしマツダが得意とするあくなき挑戦精神で立ち向かってみようと、現在社内の奮起を期待しているところです」（同）

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　期待が高まるこのアイコニックSPは、4月の同社入社式や6月に開催された「マツダタウンフェスタ2024」では、「白いアイコニックSP」も披露され、さらに話題を呼んでいました。

　8月にくるまのニュースが行ったアンケートでも、6割以上のユーザーが「市販化されれば欲しい」と回答したほど、魅力あふれるコンセプトカーとなったアイコニックSP。

　先述のとおり開発部門がマツダ内で始動していますが、果たしてどんな形で私たちの前に姿を現してくれるのでしょうか、今後の動向に注目です。