3連休初日の明日21日(土)も、東日本・西日本では引き続き猛暑となりそうです。東北や北陸では大雨に警戒が必要です。来週は秋の空気に覆われるようになり、猛烈な暑さは少し収まるでしょう。10月に入ると朝晩を中心に気温が下がり、北から紅葉の色づきが進み、初冠雪の便りが届く可能性があります。

3連休も暑い 21日(土)は猛暑に警戒

今日20日(金)、季節外れの猛烈な暑さとなった東日本・西日本では、3連休初日の明日21日(土)も厳しい暑さが続くでしょう。これは東日本・西日本が引き続き夏の高気圧に覆われるためで、東京都心や大分では最高気温が35℃と、猛暑日となる予想です。明日も21日(土)も熱中症に警戒してください。
一方、秋雨前線の北側にあたる北日本は秋の空気に覆われるため、気温が急降下し、最高気温は10月上旬〜下旬並みとなりそうです。札幌や仙台は18℃、盛岡は16℃の予想で、日中でも羽織るものが欲しくなるような気温です。今日との気温差が大きくなりますので、服装選びは慎重になさってください。

明後日22日(日・秋分の日)、23日(月・振替休日)は、秋雨前線が次第に南下して、東日本・西日本でも猛烈な暑さは収まりそうです。それでも最高気温は30℃〜32℃くらいで、日中は暑さが厳しいでしょう。ただ、熱帯夜からは解放される所が多くなりそうです。

東北・北陸は警報級の大雨も

一方、東北や北陸では、明後日22日(日・秋分の日)にかけて、警報級の大雨に警戒が必要です。秋雨前線が東北・北陸付近から西日本にかけてのび、前線に向かって台風由来の暖かく湿った空気が流れ込むためです。秋田県や山形県、岩手県を中心に、石川県でも総雨量が200ミリ以上の大雨となる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒が必要です。

また、東海から九州にかけても、太平洋側を中心に雨の量が多くなるでしょう。局地的に激しく降ることもありそうです。

来週は厳しい暑さが収まる

24日(火)以降は秋雨前線が、本州付近から南の海上に停滞するようになり、東日本・西日本では天気は短い周期で変わるでしょう。最高気温は、平年よりは高いものの30℃前後と、厳しい暑さは少し収まりそうです。
北海道は、高気圧に覆われて晴れる日が続くでしょう。一方、沖縄は、前線や湿った空気の影響で、雨の降る日が続きそうです。

10月に入ると紅葉や初冠雪の便りも

来週末以降は、北海道から関東にかけては曇りや雨の日が多いでしょう。東海から九州と沖縄は、晴れる日が多い見込みです。
最高気温は、北海道と東北は20℃〜25℃くらい、関東から九州、沖縄は30℃前後の予想です。

9月下旬以降になると、例年では標高の高い山では雪が降り始めます。初冠雪の平年日は北海道の旭岳で9月29日、富士山で10月2日、北海道の利尻山で10月3日です。北海道では朝晩の気温が少しずつ下がってきて、初冠雪の便りが届くかもしれません。
また、北日本の標高の高い所では紅葉の色づきも進みそうです。北海道の大雪山系の層雲峡では、今年の紅葉の見ごろが10月上旬の予想で、ゆっくりではあるものの季節が進んでいきそうです。

※初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。