ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番DH」で先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁をマークし、メジャー史上初の「50-50」(50本塁打・50盗塁)を達成。さらに「51-51」まで数字を伸ばし、20ー4の大勝に貢献した。
チームは12年連続プレーオフ進出を決めた。試合後、大谷は『MLBネットワーク』の番組に出演し、喜びを語った。

■PS進出は「僕の夢だった」


3打席連発と2盗塁で「50-50」からの「51-51」を達成した大谷。試合後には『MLBネットワーク』の番組に出演し、現在の心境を語った。
まず、司会のグレッグ・アムシンガー氏から「WBCの優勝を超えて、今日が一番の思い出になったか」と問われると、「同じくらいうれしいですね。自分にとって良かったというのもありますが、チームがポストシーズン(進出を)決めることができた。それは僕の夢でもあったので、そこはすごくうれしい」と応じた。
さらにスタジオから「50盗塁を決めた後、本塁打を狙い始めたか」という質問には、「狙ってはいないですね。いい打席を送りたいと思っていた。それが本塁打を打てる一番の近道じゃないかと思っていた」と話し、記録狙いのスイングではなかったと明かした。

■スペイン語で「ムイ・ビエン」


また、2015年に米野球殿堂入りしたレジェンド右腕ペドロ・マルティネス氏からスペイン語で「¿como esta?(コモ・エスタ=元気?)」と呼びかけられると、「muy bien(ムイ・ビエン=元気です)」と即答し、笑いを誘った。
その後、同氏から「50-50を達成した今、新たに目指す記録はあるのか」という質問が出たが、それについては「どうなんですかね。節目で50-50というのはありましたけど、もう本当にここから1試合1試合、もちろんチームとしても大事なので、首位でしっかり地区優勝するというのが一番のポイントですし、それが自分にとっても一番大きなことなので、そこを目指してやりたい」とし、まずはチームの勝利に向けて注力すると語った。
そして、アムシンガー氏から「記念球は手元にあるのか」と尋ねられると、「まだですね」と明かした。