敵地放送席も19秒の“沈黙”「何もない」 大谷翔平の偉業に感嘆「言葉が出てこない」
大谷翔平の“偉業”に敵地実況「最高の成績と功績のリストは延々と続く」
【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ(日本時間20日・マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3本塁打を含む6打数6安打10打点、2盗塁を決める衝撃の活躍を披露した。7回の第5打席で50号を放った際、マーリンズの地元放送局「バリースポーツ・フロリダ」で実況を務めるポール・セベリーノ氏は大興奮の後に19秒間、沈黙となった。
白球が舞い上がった瞬間「フライが上がった! 50-50だ!」と叫ぶと、セベリーノ氏は19秒間、言葉が出てこなかった。スタジアムの景色を見つめ、懸命に伝えるワードを選んでいた。「私たちがもう2度と見れないかもしれない選手による、目にしたことがないシーズンだ」と話すと、解説のトミー・ハットン氏は「言葉が出てこない。(感動しすぎて)私が言えることは何もない」と話すしかなかった。
大谷がヘルメットを脱ぎ、ベンチ前で挨拶をするとセベリーノ氏は「ローンデポパークのファンも認めている。このスポーツにおいて、歴史上、最も優れたシーズンの1つだ。最高の成績と功績のリストは延々と続く」と大絶賛した。
さらにセベリーノ氏は「我々はもちろんマーリンズの野球をよく見ます。毎晩、勝利を祈っています。ただ、同時に幸運にもこれ(仕事)をできた。スポーツのそばにいる私たちは、心から野球ファンです。そして、この男(大谷)が成し遂げたことを見ることができた。1年の大部分は(大谷を)遠くから見ることしかできません。しかし今週、そして今日はここで直接見られた。本当に、全てが感動的です」と唇を震わせた。(Full-Count編集部)