とちぎテレビ

交通事故の防止に役立ててもらおうと損害保険会社の団体がこのほど、県内で去年1年間に人身事故が最も多かった交差点を発表しました。

日本損害保険協会が発表した調査によりますと、県内で2023年1年間に人身事故が最も多かった交差点は、宇都宮市の「西川田本町交差点」と佐野市の「佐野新都市交差点」でいずれも6件でした。

2年連続でワースト1位になった「西川田本町交差点」は、宇都宮環状線と栃木街道が交わるところで、発生した人身事故6件のうち3件が追突事故でした。

一方の「佐野新都市交差点」は、国道50号が東西に走りその上を市道が南北にまたいでいるところで、発生した人身事故6件のうちそれぞれ2件が、追突事故と右折事故でした。

そのほかワースト3位はいずれも4件発生した、宇都宮市の野高谷交差点、真岡市の並木町2丁目交差点、宇都宮市の瑞穂野団地入口交差点の3カ所でした。

調査によりますと県内では、人身事故の4割以上が交差点やその付近で発生していて、さらなる安全運転が求められています。

都道府県ごとの人身事故が多かった交差点ワースト5は、日本損害保険協会のホームページ上にある「全国事故多発交差点マップ」から確認することができます。