大谷翔平【写真:ロイター】

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2001年にシーズン49発を残したショーン・グリーン

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)のブレーブス戦を終え、47本塁打48盗塁をマーク。史上初の「50−50」まであと本塁打3本、2盗塁に迫っている。その前にやってくる節目が、ドジャース球団記録のシーズン49本塁打だ。記録を持つOBのショーン・グリーン氏が専門メディア「ドジャースネーション」のインタビューに応じ「どうせ破られるなら史上最高の選手に」とエールを送っている。

 記事は「ショーン・グリーンは、ショウヘイ・オオタニがドジャースの彼の球団本塁打記録を破ることに満足している」という見出しで、大谷を見守るグリーン氏の言葉を紹介している。現地12日に電話インタビューに応じたという。

 ブルージェイズやドジャースなどメジャー4球団でプレーしたグリーン氏は、通算328本塁打。2001年のドジャース時代に残した49本塁打は今も球団記録だ。大谷はこれにあと2本まで迫っている。

 インタビューでは「オオタニは史上最高の野球選手だと思う。もし今日引退したら、彼は史上最高の野球選手になるだろう」と自身の記録を追いかけてくる大谷を絶賛。「私にとって、ドジャースでシーズン最多本塁打記録を保持することは間違いなく名誉なことだ。でもどうせ破られるなら、史上最高の選手に破られるのがいいじゃないか?」と、記録更新を待つ側の心境を口にした。

 記事はさらに「前例のない打撃と走塁の組み合わせが、オオタニのMVPへの主な推進力である」として「グリーンもその考えに便乗しているようだ」と伝えている。

 グリーン氏の「他のチームにプレッシャーをかけている。この男は50本塁打を打つから塁に出しておこう。でも盗塁もできる。二塁へ、三塁へ行くんだ。だから彼と勝負せざるを得ない」「両方の武器が、お互いを引き上げあっているんだ」という言葉を紹介。本塁打だけでも、盗塁だけでもない大谷の魅力を語っている。

(THE ANSWER編集部)