広島に加入したゴンサロ・パシエンシア【写真:Getty Images】

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CL出場経験を持つパシエンシアがJ参戦

 J1サンフレッチェ広島は9月2日、元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアを完全移籍で獲得したことを発表した。

 そのなかで、30歳のストライカーがドイツ時代に決めた一撃が「パーフェクトだ」「戦術に合いすぎててビビる」など、注目を集めている。

 現在30歳のパシエンシアは、母国ポルトガルのほか、ギリシャ、ドイツ、スペインでプレー経験を持つ。2018年から2シーズン在籍したフランクフルトでは鎌田大地や長谷部誠氏とチームメイトに。また、ボーフム時代(2023-24年シーズン)には浅野拓磨と共闘した。過去にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーも経験している。

 そのなかで、9月2日にスペイン1部ヘルタ退団後から無所属が続いていたパシエンシアの広島入りが決定。そのなかでSNS上では、フランクフルト時代に決めたゴールシーンが話題に。その得点場面は2019年のホッフェンハイムとのリーグ戦で決めたもの。当時現役としてプレーしていた長谷部が起点となり、187センチの高さを生かした空中戦からヘディングで生まれた劇的ゴールだ。

 広島は現在リーグ2位のクロス数(565回)を記録。パシエンシアの空中戦が生かされやすい戦術を志向していることもあり、ふわりとしたクロスボールに高い打点で合わせた一撃に対して、SNSでは「パーフェクトだ、強化部」「相手からしたら嫌でしかない」「広島の戦術に合いすぎててビビる」「こういうタイプを1番待ってたぜ」「ドンピシャです」など、早くもファン・サポーターの期待が高まっている。

 前節に7連勝を達成し、FC町田ゼルビアをかわしてJ1首位に立った広島。好調のMFトルガイ・アルスランに続いて頼もしい助っ人が加わり、リーグ制覇への準備が整ったと言えるだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)