高卒→渡独の20歳DFが初先発へ ブンデスデビューから3日で「全幅の信頼」…監督が起用明言
チェイス・アンリがポカール1回戦で先発起用される
ドイツ1部シュツットガルトのDFチェイス・アンリは8月24日に行われた開幕節のフライブルク戦（1-3）に途中出場し、ブンデスリーガデビューを飾った。
およそ25分間のプレーは好感触だったようで、チームを率いるセバスティアン・ヘーネス監督は現地時間27日に行われる2部プロイセン・ミュンスターとのDFBポカール1回戦でアンリの初先発起用を明言した。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
シュツットガルトはフライブルク戦で日本代表MF堂安律のゴールなどで1-3の逆転負けを喫していた。レバークーゼンとのドイツ・スーパーカップにも敗れていたため、昨季リーグ2位と躍進したチームが今季は公式戦連敗スタートとなった。
そうしたなかで、ヘーネス監督は27日に行われるDFBポカール1回戦前の記者会見で「アンリはプレーする。彼はフライブルク戦でよくやっていたし、準備も良かった。だから彼を起用する。強いヘッダーが必要で、彼にはその資質がある。全幅の信頼を寄せている」とアンリを高く評価し、2部プロイセン・ミュンスターとの試合でトップチーム初スタメンで起用する意向を明かした。
ドイツ地元紙「Zeitungsverlag Waiblingen」は「シュツットガルトの逆境はチェイスにとってのチャンスだ」と見出しを打ち、「チェイス・アンリの見事な髪の毛は目を引くものだった。しかし、彼のヘアースタイル以上に目を引いたのはブンデスリーガデビュー戦での出来だった」とフライブルク戦でのパフォーマンスを称賛。「彼は昨季2位のチームの完全な出遅れを防ぐ助けになるだろう」とアンリの活躍に期待を寄せていた。
ブンデスデビュー戦で鮮烈なインパクトを残した20歳のアンリ。定位置奪取に向けて、指揮官へさらなるアピールをすることができるだろうか。（FOOTBALL ZONE編集部）
