とちぎテレビ

近年、夏の暑さが厳しさを増す中小山市の教育委員会は、市内全ての小中学校と義務教育学校の体育館にエアコンの設置を進めています。

体育館のエアコンを巡っては、2024年5月までに小山市内では小中学校と義務教育学校35校のうち25校で設置されていない状況でした。

小山市の教育委員会は、25校について8月末までの設置を目指していて、そのうち乙女中学校では作業が大詰めを迎えています。

体育館は体育の授業や部活動といった教育活動に留まらず災害時には避難所として活用されることもあります。

市の教育委員会は、早急な熱中症への対策が必要だとしておよそ7億5,500万円の事業費をかけてエアコンの設置に取り組んでいます。

一斉に設置を進めるためにリース方式をとっていて、5年間の支払い期間が終わった後は無償で譲渡されるということです。

また、小山市教育委員会では、2025年度をめどに市内に23カ所ある給食の調理場へのエアコンの設置も進めるとしています。

とちぎテレビの調べでは、県内25の市と町のうち17の市と町の小中学校で体育館へのエアコンの設置率が0パーセントでした。

矢板市や那須塩原市などでは一部設置が進んでいるものの、全ての体育館に導入されているのは、宇都宮市と小山市のみでした。