「家の中が片づけばお金の使い方も整います!」と話すのは、片づけとお金のプロ、ライフオーガナイザー・ファイナンシャルプランナーの下村志保美さん。ここでは、洗面所とクローゼットの片づけ方のポイントをレポート。また、貯まらない家によくあるものも教えてくれました。部屋を片づけ、節約を目指しましょう。

ストックはボックスに入る量だけ

洗面台下にはシャンプーやスキンケア用品などのストックを、1ボックス1アイテムと決めて収納。

【写真】7割収納のクローゼット

「家族みんなが残量を把握しやすく、ダブり買いもなくなります」

使い捨てのアイテムを取り入れてタイパを優先

洗面台の掃除は、使い終わったときにペーパータオルでさっとふくだけ。

「簡単にできて家族間の感染予防にもなるし、洗剤を使わないので使い捨てペーパータオルを使うことは無駄ではないと考えています」

7割収納をキープするため似合う服だけ買う

クローゼットの中は、7割収納。

「ライフスタイルに合っていて着心地がよく、似合う服だけを残すと決め、それ以外を手放したら、買うときも基準が明確になりました」

ハンガーをそろえて“乱したくない空間”をつくる

ハンガーには投資し、同じものでそろえるのがおすすめ。

「出し入れしやすくなって見た目も整い、この空間を乱したくないという意識が働いて買いすぎを防げます」

貯まらない家にあるものワースト3

たくさんの家の片づけや、お金の悩みの相談を受けてきた下村さんが、「家にこれが多いと貯まらない」と確信するワースト3を公開!

●化粧品のサンプル

すぐ使うならセーフ。“タダだから”と使わないのにため込むと、ものをもつ基準があいまいになり、無駄買いが増えやすいマインドに。

●ビニール傘

天気予報を見ずに出かけ、ビニール傘をよく買う人は、お金の使い方に計画性なし。高くても1本のお気に入りを大切に使う方が節約に。

●紙袋

紙袋が多いのは、買い物をよくしている証拠。さらにそれを必要以上にたくさん保管していると、ものの適正量の判断が鈍くなります。