Metaのスタンドアローン型VRヘッドセット「Meta Quest」にHDMIやDisplayPort、USBデバイスを接続できる「Meta Quest HDMI Link」を発表しました。家庭用ゲーム機やPC、スマートフォンを接続することで、Meta Questの空間内で画面を見て操作することが可能になります。

Meta Quest HDMI Linkで、HDMI、DisplayPort、USB-CのデバイスからMeta Quest への接続が可能に | Meta Questブログ | Meta Store

https://www.meta.com/ja-jp/blog/quest/hdmi-link-launch/

You can now use the Meta Quest as a screen for HDMI devices - The Verge

https://www.theverge.com/2024/8/15/24221146/meta-quest-hdmi-link-app-displayport-usb-c

Meta Questの「Meta Quest HDMI Link 」| Quest VRゲーム | Meta Store

https://www.meta.com/ja-jp/experiences/7452106424824357/

Meta Quest HDMI Link: Capture Card Output On A Giant Screen

https://www.uploadvr.com/meta-quest-hdmi-link-app-capture-cards/

Metaによると、Meta Quest HDMI Linkを使用するにはサードパーティー製のUVC/UAC規格対応キャプチャカードと関連ケーブルが必要になるとのこと。つまり、外付けキャプチャカードをMeta Questに接続することで、Meta Quest v67ソフトウェアアップデートでインストールされる「シアタービュー」を用いて、そのまま接続したデバイスの映像をMeta Questの空間内に表示することができるというわけです。

実際にMeta Quest HDMI Linkを使っているところを、MetaのCTO(最高技術責任者)であるアンドリュー・ボスワース氏がムービーで公開しています。



ノートPCの映像出力をUSBから電源を取っているキャプチャデバイスに接続し、USB 3.0のケーブルでMeta Quest 3につなぎます。



Meta Quest 3のフルカラーパススルー映像に映っているPCの画面。



シアタービューでウェブブラウザのウィンドウがそのままAR空間上に表示できました。



同様にスマートフォンの画面を取り込んだものが以下。



さらにVR関連ニュースサイトのUploadVRは、iPadやゲーム機をMeta Quest HDMI Linkと接続してゲームをプレイする様子をムービーに収めています。



なお、Metaによると、Meta Quest HDMI Linkを使うハードウェア的な作業は「ケーブルをMeta Questに差し込む」だけでOKだそうですが、ソフトウェアの設定自体はAir Linkほど簡単ではないため、記事作成時点でMeta Quest HDMI Linkのアプリは開発中・実験中のアプリを配信する「App Lab」でリリースされています。