Amazon、“空間オーディオ技術”で音が広がる「Echo Show 8(第3世代)」
「Echo Show 8(第3世代)」。左がチャコール、右がグレーシャーホワイト
Amazonは、8インチのHDディスプレイを搭載した「Echo Show 8(第3世代)」を8月1日に発売した。価格は22,980円で、カラーはチャコールとグレーシャーホワイトを用意する。
2021年に発売した「Echo Show 8(第2世代)」の後継機。前モデルからステレオサウンドをより広範囲に広げるという空間オーディオ技術への対応、より強力なプロセッサーの採用、スマートホーム規格のZigbeeへの対応、フロントカメラの搭載位置変更、ユーザーの距離に応じて表示内容を変える「表示の自動調整機能」への対応といったブラッシュアップが行なわれている。
また外観もディスプレイにフレームレスのガラスカバーを採用。「柔らかな曲線を描く洗練された外観デザイン」に刷新した。
空間オーディオ技術に対応し、より音質を向上させたという
パッシブバスラジエーターを搭載した2インチ径ネオジウムスピーカーを2基搭載し、単体でステレオ再生が可能。ステレオサウンドをより広げる空間オーディオ技術に対応するほか、デバイスの設置場所にあわせて音質を最適化する部屋の音響分析も利用でき、「部屋中を鮮やかなステレオサウンドで満たす」という。なおDolby Atmosなどの空間オーディオフォーマットには非対応。
前モデルよりも高速なプロセッサーを採用して、タッチディスプレイの反応速度がスムーズになり、直感的なホーム画面操作ができる。スマートホーム規格では従来のMatter、Threadに加え、Zigbeeにも対応。
本体上部中央に1,300万画素の自動フレーミング機能付きカメラを搭載
発売中の「Echo Show 5(第3世代)」などは上部端にカメラを搭載している
フロントカメラは前モデルと同じく自動フレーミング機能付きの1,300万画素だが、搭載位置が本体端から中央に変更され、ビデオ通話時により自然な目線で会話が楽しめるようになった。
「表示の自動調整機能」の例。天気の場合、離れているときは気温と天候、近づいているときは時間ごとの予報などを表示する
表示の自動調整機能は、ユーザーがデバイスから離れているときは重要な内容をシンプルに表示し、近づいているときはより詳細な情報を表示するもの。例えば天気予報の場合、離れているときは気温と天候、近づいているときは気温、天候に加え、時間ごとの天候・気温変化予報なども表示する。ユーザーの距離判定には内蔵カメラを活用している。
左から「Echo Show 8(第3世代)」、「Echo Show 5(第3世代)」、「Echo Spot(2024年発売)」
外形寸法は200×106×139mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1,034g。30W電源アダプタなどが付属する。別売りオプションとして、専用スタンドも3,980円で用意する。
本体上部に音量ボタンやミュートボタン、スライド式カメラカバーなどを備える
担当者によれば、8インチの画面でステレオサウンドを楽しめることから、Echo Show 8(第3世代)はリビングルームなど家族が集まる部屋に最適とのこと。7月に発売した「Echo Spot(2024年発売)」は“賢い目覚まし時計”として寝室などに、5インチディスプレイの「Echo Show 5(第3世代)」は書斎や子ども部屋にオススメだという。
「Echo Spot(2024年発売)」(左)と「Echo Show 8(第3世代)」(右)
「Echo Show 8(第3世代)」