レコードをイヤフォンで聴けるポータブルアンプ。フォノイコ、仮想アース搭載
「HAKUshin」
JAPANイヤホン製造は、仮想アースを搭載し、レコードプレーヤーとイヤフォンをつなげるポータブルアンプ「HAKUshin」を、9月に発売する。価格は24,800円。同製品開発と製造のためのクラウドファンディングもCAMPFIREでスタートした。クラウドファンディングでは10% OFFの22,320円で購入できるリターンなどを用意する。
クラウドファンディングではHAKUshin単体のほか、有線イヤフォン「斬 shin」とのセット(35,800円)、イヤフォンにレコードプレーヤー「VINshin」も加えたセット(58,000円)のリターンも用意している。
27日に開催された「夏のヘッドホン祭mini」でも展示されたモデル。古いレコードプレーヤーにはイヤフォン/Bluetooth出力がなく、再生にはオーディオアンプやスピーカーが必要となるものの、「アンプやスピーカーも設置するとなると自分の部屋に大きな設置スペースを必要となるうえ、自分の部屋でスピーカーを大音量を鳴らすことはなかなかできない」と指摘。プレーヤー以外の機材をなるべく小さくまとめることを考えて製作したという。
発売済みの同社製レコードプレーヤー「VINshin」と有線イヤフォン「斬 shin」をつなぐポータブルアンプで、これら2モデルと並行して開発。「三 shin 一体のアナログレコード再生システムを目指した」とのこと。
バッテリー内蔵式のポータブルアンプで、フォノイコライザーを搭載するため、フォノプリアンプを搭載していないレコードプレーヤーとの接続・再生が可能。またレコードをイヤフォンで聴く場合に目立つハムノイズについては、電気回路に仮想アースを搭載することで低減、SN比を95dBまで改善した。
入力はAUXとPHONOの2系統。上述のVINshinではAUX接続する。またPHONO入力にはMM/MCカートリッジの切り替えスイッチも備える。出力は3.5mmアンバランスと4.4mmバランス。
最大384kHz/32bitに対応するUSB DACとしても使用可能。市販のUSB OTGケーブルを使ってスマホやDAPのUSB-C出力から接続することができる。USB DACとして使う場合も内蔵仮想アースを利用できるため、「ノイズが低減された美しい音楽再生が可能」という。
推奨ヘッドフォンインピーダンスは16/32Ω。外形寸法は59×17×100mm、重さは140g。