米下院司法委員会で証言する連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官(2024年7月25日撮影)。(c)ROBERTO SCHMIDT / AFP

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【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)は26日、声明を出し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の暗殺未遂事件で同氏の右耳に当たったのは銃弾かその破片だったとの見方を正式に示した。

 FBIのクリストファー・レイ(Christopher Wray)長官は前日の議会証言で、「彼(トランプ氏)の耳に当たったのが銃弾あるいはその破片」かについては不明な部分もあると語っていた。

 しかし、FBIは声明で「トランプ前大統領の耳に当たったのは死亡した容疑者が所持していたライフルから発射された銃弾丸ごと、もしくはその破片だった」と断定した。

 トランプ氏は以前からFBIについて、自らへの陰謀を企てる 「ディープステート(闇の政府)」の一部だと主張してきた。しかし、この日の声明を受け、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「レイ長官から得られる謝罪としてはこれが最大限だろうが、全面的に受け入れる!」と投稿した。

 トランプ氏は前日には長官発言を受け、党派性を伴った政治的なものとして非難。「残念なことに銃弾が私の耳に強く当たった。ガラスでも(銃弾以外の)破片でもなかった」と反論していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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