リヴァプールの新指揮官スロット photo/Getty Images

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マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなど多くのプレミアリーグのライバルたちが新戦力の補強を行う中、まだ補強がなく静かな夏を過ごしているのがリヴァプールだ。

約9年間リヴァプールを指揮してきたユルゲン・クロップが昨シーズン限りで退任し、新たな時代を迎える。そんな新生リヴァプールを指揮することになったアルネ・スロット監督はまだ補強がないこの状況を特に心配していないようだ。英『The Athletic』が報じている。

スロット監督はリチャード・ヒューズスポーツディレクターと話をしていることは認めるも、リヴァプールはすでに優秀な選手たちを擁していることを語り、獲得する新しい選手に求める基準が高いことを話している。またコパ・アメリカやEUROでまだ一緒に十分なトレーニング等をしてない選手がいることについても話しており、チームの全員を見る必要があると感じているようだ。

「私が引き継いだチームは本当に優秀なので、同じレベル、あるいはそれ以上のレベルの選手を見つけるのは簡単ではない。特に、そういった選手は獲得可能な状態で必要がある。リチャードは私以上にそのことに熱心に取り組んでおり、私に最新情報を伝えてくれる。何かニュースがあれば、伝えるよ」

「我々はすでに良いチームを擁しており、その点に満足しているが、選手を一人も獲得できなければ、それは私たち全員にとって驚きだろう。最終的には選手を獲得することになるだろうが、今は選手たちが戻ってくるのを待ち、適切な選手と契約するのを待っているところだ」

スロットは現有戦力をしっかりと見極め、そこから補強に動きたいと考えているようで、急いで動く必要はないと語った。まだ移籍市場が閉まるまでは十分な時間が残されており、リヴァプールの移籍市場での動きが活発になるのはこれからかもしれない。

新戦力の獲得だけではなく、クロップ退任で移籍が注目されている主力選手たちの去就を含めて、今夏のリヴァプールに引き続き注目だ。