広島・坂倉将吾 (C)Kyodo News

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◆ 「サンタナ選手が3塁から戻ってこなかったのが満塁ホームランに繋がった」

 神宮球場で行われた「マイナビオールスターゲーム」の第2戦は、両軍合わせて26得点と壮絶な乱打戦を展開。3時間半弱の熱戦は10−16でパ・リーグに軍配が上がった。

 24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、2回に一時逆転となる満塁ホームランを放った広島の坂倉将吾に注目した。

 2点ビハインドで迎えた2回裏、二死満塁のチャンスで打席に入った坂倉は、楽天の左腕・藤井聖の投じた6球目の高め直球をジャストミート。打球はセンターバックスクリーンに向かって飛んでいくと、そのままフェンスを超えた。

 

 実に57年ぶり、史上3人目のオールスターでの満塁弾に関して、まず解説として出演した高木豊氏は「シーズン中ちょっと苦しんでてね。なかなかホームランも出ずに、率も上がらずだったから、これはもう本当にいいホームランだったと思うんですよ。これをきっかけに後半戦につなげてほしいなって思いますよね」とこれからに期待。

 もう一人の解説者の館山昌平氏は「オールスターで満塁ホームランが出ないのは、なかなかフォアボールがなかったりとか、みんな足が速くて戻ってきちゃうとか」とお祭りの一面が原因のひとつと分析しつつ「今日は(ドミンゴ)サンタナ選手が三塁から戻ってこなかったのが、この満塁ホームランに繋がった可能性もありますね」と、一死満塁でDeNAの度会隆輝の放った深めのレフトフライで、タッチアップをしなかった走塁が結果的に満塁弾をアシストしたと解説した。

 前半戦は打率.203、4本塁打と精彩を欠いた坂倉。歴史的一打をキッカケに、後半戦に挑んでいく。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』