エジプトードミニカ共和国戦を裁く山下良美審判員【写真:Getty Images】

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パリ五輪の競技開始

 パリ五輪は現地24日、開会式に先駆けて複数競技が始まった。男子サッカーの1次リーググループCではエジプトとドミニカ共和国が対戦。この試合は山下良美主審ら日本の審判員3人が担当。オリンピックで男子の試合を女性審判員が担当するのは、史上初となった。

 この試合は山下主審に加え、副審を坊薗真琴さん、手代木直美さんの2人が担当。日本人女性3人が裁いた。

 山下さんは2021年にJリーグ史上初の女性主審を務めると、22年カタール・ワールドカップ(W杯)では第4審判、23年アジアカップでは主審として男子の国際大会を担当。数々の「女性初」の歴史を刻んできた。

 終盤、山下さんは危険なプレーに対して毅然とした態度でイエローカードを提示するなど裁ききり、0-0のスコアレスドローで試合は終わった。

(THE ANSWER編集部)