とちぎテレビ

地域医療を担う医師の確保が全国的に課題となる中7月23日、栃木県庁で福田富一知事が県内に2つある医学部の学生を激励しました。

福田知事を訪問したのは、下野市の自治医科大学と壬生町の獨協医科大学に今年度入学した合わせて16人です。この16人は、栃木県が県内で働く医師を確保するため、大学を卒業後に県職員として県が指定する医療機関などに一定の期間を勤務することで修学資金の返還が免除される制度を利用しています。

学生は1人ずつ福田知事に向かって「患者の健康を支え、多くの人を幸せにしたい」や「患者に寄り添い心臓病で苦しむ人を助けたい」などと目指す医師の姿や地域医療への思いを発表しました。これに対し福田知事は、「医師に向けての第一歩を踏み出した。多くの県民が期待していて、今の気持ちを忘れず医学部での勉強にまい進してもらいたい」とエールを送りました。

今年4月現在、県の制度を利用している医師は合わせて111人いるということです。