とちぎテレビ

栃木県内初の県立の夜間中学の開校に向けて、そのあり方などを検討する意見交換会が22日、県庁で開かれました。

夜間中学は、さまざまな事情で義務教育の機会を、十分に得られなかった人の学びの場として設けられています。県内には宇都宮市と小山市に、民間の自主夜間中学がありますが、公立のものはまだありません。

県教育委員会は、栃木市の学悠館高校の中に、県立の夜間中学を2026年4月に開校する予定で、準備を進めています。意見交換会は、学識経験者や教育関係者など10人で構成されていて、2回目となる22日の会合では、県立の夜間中学設置に向けた基本計画案が示され、対象の生徒を原則県内に住む学齢を過ぎた15歳以上とすることで了承しました。

夜間中学で学ぶ生徒は、不登校だった人や外国籍の人などさまざまで、出席者からは民間夜間中学のノウハウを参考にすることや、不登校の生徒が通っているフリースクール、市や町の教育支援センターなどと、連携を密にしてほしいといった意見が出されました。