とちぎテレビ

夏休みの自由研究にもってこいの話題です。宇都宮市の県立博物館では県内に生息する個性豊かなキノコたちを紹介する企画展が20日から始まりました。

食卓に並ぶおなじみのキノコに、ユニークな形をしたキノコ。県立博物館で始まったのは企画展「とちぎのキノコ」です。とちぎテレビの開局25周年を記念して企画されたもので、初日の20日は開会式が行われました。

「チタケ」の愛称で親しまれている「チチタケ」などキノコは県民にとって身近な存在にもかかわらずその生態などを知る機会は多くはないかもしれません。会場にはおよそ200種類の標本や写真が展示されていて、自然の中で生きるキノコの生き物としての魅力を伝えます。

「クサイロコメツキムシタケ」は2017年に宇都宮市内の雑木林で見つかった新種のキノコです。昆虫などに寄生して生える冬虫夏草の一種で名前の通り美しい草色をしています。このほか県内でしか見られないめずらしいキノコも紹介されていてキノコの奥深い世界をのぞき見ることができます。

県立博物館の企画展「とちぎのキノコ」は11月4日まで開かれています。