とちぎテレビ

全国的に林業の担い手不足が課題となる中、矢板市内の高校では16日、林業の仕事を学ぶ特別授業が行われました。

この特別授業は、若い人にも林業の仕事に興味を持ってもらおうと、公益社団法人の栃木環境・みどり推進機構などが行っているもので、矢板高校・農業経営科の2年生35人が出席しました。

はじめに、県の職員が県内の林業の現状について、栃木県は丸太の生産量と製材品の出荷量が関東甲信越で一位で、矢板市も全国有数の製材工場が立地するなど林業が盛んな地域だと説明しました。また、今年4月には林業の知識や技術を学べる県林業大学校が開校し、矢板高校から卒業生2人が入学したことにも触れました。

続いて、矢板市で生産が盛んなりんごの木を使ってスプーンを作る体験が行われました。生徒たちは、林業にかかわる人たちからコツを教わりながらスプーンを好みの形になるまで紙やすりを使って削り、およそ1時間かけて完成させました。