とちぎテレビ

営業エリアが重なる足利銀行と群馬銀行の若手行員が合同で、栃木や群馬の主要産業の「自動車関連産業」について学ぶ初めての研修会が17日、足利市で行われました。

足利銀行と群馬銀行は2022年「りょうもう地域活性化パートナーシップ」を結び、お互いの営業エリアが重なる両毛地域などで地域の活性化や課題解決を目指しています。17日の合同研修はその一環として初めて開かれたもので、2つの銀行で「渉外」を担当する若手行員20人が参加しました。

一行は、足利市大月町でSUBARUなどの自動車部品の製造を手がける「深井製作所」を訪れました。事業内容について説明を聞いた後、深井知社長と共に工場の製造ラインや3500トンの大型プレス機が稼働している様子などを見学しました。

深井製作所は最新鋭の自動プレス機にロボットを組み入れた独自の生産ラインを確立し、このところニーズが高い車両を軽量化するための新たな技術の開発などを進めています。

深井社長は「海外で初めての拠点となったアメリカのインディアナに進出する際も銀行の担当者と様々な話をした」と語り、参加した行員から出た安全対策や省力化などの質問に丁寧に答えていました。

また午後は、グループに分かれて工場を見学して気づいた点や改善点について、法人コンサルタントの担当者のアドバイスを受けながらディスカッションし、互いの交流を深めていました。