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A24製作ホラー映画『X エックス』シリーズなどのミア・ゴスは目下、最も期待される若手俳優の1人といって過言ではない。しかしゴスの自身に対する評価は極めて控えめ。そればかりか演技に対して複雑な想いを抱いているようだ。米のインタビューで語っている。

映画デビュー作がラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック』(2013)だけあってか、スクリーンでは常に独特の存在感や只者ではない雰囲気を醸し出しているゴス。クレール・ドゥニ監督の『ハイ・ライフ』(2018)、ルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』(2018)など個性的な監督の個性的な作品でキャリアを積み上げた。初主演映画となった『X エックス』(2022)では続編2作『Pearl パール』(2022)『MaXXXine(原題)』(2024年7月5日US公開)も製作され、シリーズの成功へと導いている。

モデルとしてランウェイでの活躍なども目覚ましいが、「私の自意識は、極めて低いです。実はもう少し自信を持とうとしているところです」と語るゴス。自分自身を見つめる目は驚くほどに謙虚だ。

「本当のことを言うと、演じることが大嫌いなんです。演技ってこの世で一番難しいことですよ。すごくとらえどころがなくて、“自分ならできる”って思っても、煙をつかもうとするようなものですから。」

もちろん、ゴスは本気で演技が嫌だと言っているわけではない。この世で一番難しいとしながらも、俳優という仕事が「大好きなんですよね」と加えている。

間もなく米国にて公開となるシリーズ完結作『MaXXXine』は、念願の映画女優へと駆け上っていくマキシーンと彼女の近辺で巻き起こる一連の事件が描かれる。長年夢見た映画スターの座を手にする一方で、過去の出来事にも苛まれるマキシーンには、ゴスが等身大でリアルに感じ取った想いも投影されているのかもしれない。マキシーン役としてフィナーレを飾った後、更にトップ女優として成長していくだろうゴスの今後にも注目だ。

ミア・ゴス&タイ・ウェストが再タッグを組む『MaXXXine(原題)』は、 2024年7月5日に米国公開予定。

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