「とどまらない ぶっちぎる」をブランドのスローガンとして掲げ、プーマがランニングシューズとサッカースパイクの新作を発表
プーマジャパンはスポーツの垣根を越えた発表会「PUMA FASTER INNOVATION LAB」を都内で開催。ランニング界から城西大学男子駅伝部、立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チームのメンバー、サッカー界からは堂安律選手、福田師王選手がゲストと参加し、プーマのテクノロジーが凝縮されたランニングシューズとサッカースパイクの新作が発表されました。
ランニングとサッカーのカテゴリーで世界のアスリートをサポート
「FOREVER.FASTER.(とどまらない ぶっちぎる)」をブランドのスローガンとして掲げ、世界中でスポーツおよびパフォーマンスに力を入れているプーマ。現在、ドイツで開催されているユーロ2024、同じくアメリカで行われているコパ・アメリカ2024、そして間もなく開幕を迎えるパリでのオリンピックなど、世界でスポーツイベントが目白押しの2024年を“Year of Sports”と位置付け、同社が強化しているランニング、サッカーにおける新しい商品を発表しました。
今回ローンチされたのは、ランニングシューズ「DEVIATE NITRO(ディヴィエイト ニトロ)」をさらに進化させた「DEVIATE NITRO 3(ディヴィエイト ニトロ 3)」と「DEVIATE NITRO ELITE 3(ディヴィエイト ニトロエリート3)」の2タイプ。そして、プーマのテクノロジーが凝縮されたサッカースパイク「ULTRA(ウルトラ)」シリーズの「ULTRA 5 ULTIMATE(ウルトラ 5 アルティメット)」と「ULTRA 5 CARBON(ウルトラ 5 カーボン)」の2タイプです。
「これらの商品はともにスピードに特化しています。アスリートの前に行く推進力を最大限にサポートする、スピードを最大に生かせる商品になっていますが、ただスピードを出すだけではなく、安定性や機能も両立させる商品になっています」と商品の特徴が紹介され、「すべてのアスリートが追求していくであろうスピードに特化し、今年は“Year of Speed”として、まずはサッカーおよびランニングの2つカテゴリーの新商品で世界のアスリートをサポートします。ぜひ、皆さんご期待ください」と井上氏は力強く語りました。
トップランナーとシリアスランナー向けの2タイプ
井上氏のスピーチ後、新作のランニングシューズについて紹介されました。この「NITRO」は、同社独自の革新的なテクノロジーによって爆発的な反発力と軽量性を両立する人気シリーズとして、2021年の発売から毎シーズン進化を遂げています。「速さに化ける軽さ。」がコンセプトのDEVIATE NITRO ELITE 3は、速さと推進力がアップデートされていますが、最大の特徴が軽さです。アッパー、ミッドソールの軽量化を行い、前作よりも軽量化に成功。27.0センチで重量はわずか194グラムで、これはプーマのレース用シューズでは史上最軽量となっています。
しかも、前作より4ミリ厚くなったミッドソールには革新的な「ニトロフォーム エリート」技術を搭載し、優れたエネルギーリターンを実現しています。
そして「誰でも履けるカーボン厚底。」のDIVIATE NITRO 3は、シューズのドロップ(踵とつま先の高低差)が10ミリドロップになったことで、より前への推進力が向上。また使用されているプレートが前作よりも伸長したことで、より足抜け、ストライドが伸びるような構造になっています。
この2モデルの発表に合わせて登壇したのは、箱根で実際に出場した経験のある選手です。DEVIATE NITRO ELITE 3の印象を城西大・林選手は「ミッドソールの厚さを持ちながら、安定性があるというところがすごい」。立教大・林選手は「積極的な走りに足をスムーズに移行できる。自分の足がマッチしていると感じた」。そして実際に箱根でプロトタイプを履いた立教大・稲塚選手は「8区という後半の登りに勝負があるコースでも、勝負どころの後半まで足に余裕を持って走ることができた」と絶賛します。
そしてDIVIATE NITRO 3との履き分けについて城西大・桜井選手は「駅伝のコースはロードの特徴や距離に合わせて履き替えたり、また練習内容に合わせて履き替えます」とタイプの異なるシューズの必要性を語ってくれました。
ウルトラ史上最高傑作と超高反発限定モデル
続いて紹介されたのが、スピードを追求したサッカースパイク「ULTRA」シリーズの最新モデルULTRA 5 ULTIMATEです。プーマとの結びつきの深いF1マシンからのインスピレーションを融合させたULTRAシリーズですが、今回は最先端の素材と技術を駆使し、ピッチ上における加速力と俊敏性を大幅に向上させました。キャッチコピーは「電光石火、稲妻スピード」です。
「ただ単にまっすぐ走る、縦へのダッシュというスピードだけではなく、カットインする時や相手を切り崩す際の一瞬のスピードなど、プレー中におけるすべてのスピードに対して今回の『ULTRA』はサポートしてくれます」と、商品企画本部フットボール担当 合志卓也氏。
そして、今回新たな試みとして、ランニングでは主流になっているカーボンファイバー素材をアウトソールに採用した、超高反発の限定モデルULTRA 5 CARBONも登場しました。より速い加速を実現する革新的なスタッドの配置と方向を組み合わせた「SPEEDSYSTEM OUTSOLE(スピードシステムアウトソール)」に、素早い推進力をもたらす弾力のあるカーボンファイバー素材を合わせることで、ULTRA 5 ULTIMATEと比較すると推進力・反発力は32%向上。しっかりと加速をもたらし、高い反発力を生むことで、さらに高いスピードを実現しました。
堂安選手は「派手なデザインがうれしい」
ULTRAシリーズ最新作発表に、ドイツ・ブンデスリーガで活躍する2人の日本人選手が、フットボール新商品トークにゲストとして参加しました。
元北朝鮮代表で、Jリーグでも活躍したチョン・テセ氏がMCを務め、和やかなムードで始まったトークでは、まずULTRA 5 ULTIMATEの第一印象について堂安選手は「派手なデザインが好きなんで、こうした攻めたデザインは非常にうれしい」。福田選手も「自分もこの色が好きなので、カッコイイなって思いました」と好印象。
履いた時のフィット感について堂安選手は「フィット感はすごく良くて、僕は足幅が広いほうなんで助かります」。福田選手は「履いた時に自分に合っているなって思いましたし、ボールを蹴ってみて非常に蹴りやすかった」と笑顔で語ります。
そして、今回のULTRA 5 ULTIMATEの特徴であるスピードについて、カットインターンを巧みにこなす堂安選手は「特にブンデスリーガは好守の切り替えが多いので、すごく自分に合ったスパイクだと思う」と実戦を想像しながらULTRA 5 ULTIMATEの良さを実感した模様。最後にULTRA 5 CARBONを手にして、「僕自身も初めて取り組むことはあるんで、ドイツの芝に合えばトライしたい」と着用の可能性を覗かせました。
ランニングシューズDEVIATE NITRO 3、DEVIATE NITRO ELITE 3は7月19日より、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMAアプリ、一部取り扱い店舗にて販売。
サッカースパイクULTRA 5 ULTIMATEは7月18日より、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMAアプリ、一部取り扱い店舗にて販売。ULTRA 5 CARBONは発売中。
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