飼い犬が起こした火事をアップルのスマートスピーカー「HomePod」が検知し、家族を救ったという話を米コロラドスプリングス消防署が伝えています。

↑あ、火災警報器が鳴っている!

 

6月26日の早朝に起きた火災では、飼い犬が誤ってコンロのスイッチを足で押したことで発生。運が悪いことにコンロの上にはいくつかの箱が置いてあり、スイッチが押されたことで火の手が上がってしまったのです。

 

HomePodには高温を検知して警告を発する機能はありません。しかし、火災警報器の音を検知するサウンド認識機能を搭載しており、これが火災報知器の音を検知した可能性があります。なぜ一家が火災報知器の音に気づかなかったのかは、不明です。

 

HomePodのサウンド認識では、接続されたiPhone、iPad、Apple Watchに警告が発せられます。サウンド認識は「ホーム」アプリで設定を開き、安全性とセキュリティの項目から、サウンド認識の下にある煙と一酸化炭素警報をオンにすることで利用できます。

 

通報を受けた消防隊は火を消し止めることができました。家族には煙を吸い込んだこと以外、深刻な被害はなかったそう。HomePodのようなスマートホーム機器が普及することで、私たちはますます安全に暮らすことができそうです。

 

Source: Colorado Springs Fire Department / Facebook via MacRumors