すでに折りたたみスマートフォンとして二つ折りが普及しているなか、中国のファーウェイが世界初の三つ折りデバイスを開発していると著名リーカーらが主張しています。

↑ライバルのはるか先を行く技術を開発中

 

Digital Chat Station氏は中国のSNS・Weiboに「新しい研究開発用の折りたたみ試作機を見た」と投稿。このデバイスは2つのヒンジ(折りたたみ軸)を備えた画期的な「内側折りたたみ+外側折りたたみ」であり、画面サイズは約10インチだと述べています。

 

ちなみに、同氏はiPhone 15標準モデルのメインカメラが48MPになることを的中させていました。

 

この投稿では、折りたたみ画面のシワが上手く制御されており、「はるか先をいく技術」が詰め込まれ、しばらく競合他社は追いつけないとも述べています。折りたたみ市場では今のところサムスンが最先端を走っていますが、それをも凌ぐようです。

 

Digital Chat Station氏はどのメーカーか特定していませんが、折りたたみの技術でサムスンに匹敵、あるいは上回る可能性がある企業はファーウェイ以外に考えにくいでしょう。

 

一方、ほぼ時を同じくして、信頼性の高いリーカーIce Universe氏も「ファーウェイは世界初の三つ折りスマホを発売する」とXに投稿しています。

 

同氏は、サムスンが普通の折りたたみ機を薄くする研究に苦戦しており、技術力がファーウェイよりも「はるかに遅れている」と述べています。さらに「三つ折りの前提条件の一つは、ファーウェイの強みである薄さだ。これはサムスンの弱点でもある」と付け加えています。

 

実はファーウェイは数年前から、三つ折りデバイスの研究開発をしています。最初に特許を出願したのが2021年のことで、2022年にも提出。2023年に出願された特許では、二つのヒンジと外側に折りたためるフレキシブル画面を備えた三つ折りスマホが描かれていました。

↑ファーウェイの三つ折りスマホの設計図(画像提供/Gizmochina)

 

もしも約10インチもの折りたたみスマホが登場すれば、まだ7.5インチに留まるGalaxy Z Fold5などサムスン製品を大きく引き離すことになります。十分に安ければ、アップルのiPadにとっても脅威となるかもしれません。

 

Source: Weibo, Ice Universe(X)
via: Gizmochina