ゴルフのパフォーマンスは『口の中』が決める!
トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回はゴルフのパフォーマンスと『口の中』の関係についてです。
・最近何だかゴルフの調子が悪い
・飛距離が落ちた気がする
あなたの不調の原因は『口の中』にあるかもしれません!
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『歯』とパフォーマンスの関係
口腔内の状態が悪いことと、ゴルフのパフォーマンスにはどの様な関係があるのでしょうか。
ゴルフは5〜6時間程度を歩いてラウンドするスポーツですか、メインはショットです。このショットで大きく正確な力を出す為に必要なことが『歯をしっかり噛む』ことができることです。
皆さんが大きな力を出そうとする時、口を空けて行いますか?
日常生活を思い返していただくと、歯を食いしばって何かを押したり、引いたりという動きをしているのではないでしょうか。
歯を強く噛み締めることで、
・全身の神経の活性化
・筋力の向上
・重心コントロールやバランスの向上
などに繋がることから、アスリートは歯をとても大切にします。
『歯』の健康を損なう原因
とても大切な『歯』ですが、アマチュア、プロに関わらず、スポーツを実施する人は歯の健康を損ない易いと言われています。
この原因として、スポーツドリンク等のスポーツ食品(飲料)の頻繁な摂取が挙げられます。この様な商品の裏面にある栄養成分表示を見てみましょう。いくつかの成分が記載されている中で、上の方に『糖類』や『加糖ブドウ糖液糖』という表示が書かれているかと思います。例外はありますが、これらは含有量が多い順に記載されますので、糖分を多く含むことが分かります。
ゴルフは屋外で汗をかくスポーツですので、特に夏場のラウンドにおいては水では無く塩分・糖分を含む飲料は不可欠です。また、熱中症や低血糖のリスクを減らすために、スポーツドリンクは必要です。しかし、歯磨きのできる時間が少なく、スポーツドリンクを1日中飲み続けることは、虫歯のリスクを大きく上昇させます。
ゴルファーができる対策
歯磨きは1日3回の方が多いと思いますが、それ以外の時間にもできることがあります。
まずはゴルフ場で出来ることとして、
・スポーツドリンクを飲んだら、その後に水やお茶を口に含む
・ハーフ終了後など、ラウンドの合間にこまめにうがいや歯磨きをする
日々の生活で出来ることとして、
・フッ素の入った虫歯を予防する製品(歯磨き粉等)を使用する
・3ヶ月を目安に、小まめに歯医者での定期検診を受ける
・口呼吸は口腔内の乾燥や唾液量の低下に繋がる為、鼻呼吸を意識する
スポーツドリンクや補食を摂ることは、ゴルフパフォーマンスを維持する上でとても重要です。歯の健康も守ることで、より長く健康なゴルフライフを楽しみましょう!
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な量は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーのための栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス - ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。