Google「Pixel 9」シリーズ、ついに超音波式指紋センサーを採用!?
Google Pixelスマートフォンの指紋センサーは、Pixel 6シリーズ以降ディスプレイ内蔵型に切り替わり、それ以前の「背面にタッチ式指紋リーダー」と比べて、ロック解除のスピードが遅かったり認証されにくかったり、不満の声が上がっていました。
それでも年を追うごとに性能は上がっていましたが、最近では次期「Pixel 9」シリーズが超音波式指紋センサーを採用するのではないかと噂されています。
Android Authorityの情報筋によると、「Pixel 9」と「Pixel 9 Pro」には超音波式指紋センサー、具体的にはクアルコムの3D Sonic Gen 2が搭載される予定とのこと。これは超音波を使って指の凹凸を読み取り、スキャンした指紋を詳細に再現するというもの。サムスンのGalaxy S24 Ultraに備えられており、使いやすさは証明済みです。
このセンサーは第2世代であり、指紋読み取り面積は8x8mm。第1世代の4x9mmより77%大きくなったことで、指を置きやすくなるとともに、1.7倍の生体データを取得できるようになり、読み取り速度も50%アップしました。
これまでのPixelスマホの指紋センサーは光学式であり、要は明るい光を当てて写真を撮ることで機能します。そのため速度が遅く、精度も低く、指が濡れたり汚れたりしていると読み取りにくくなります。
例えば、Pixel 6シリーズでは画面保護フィルムとの相性が悪く、誤作動が相次いでいました。そこで、GoogleはPixel 6aで新たなセンサーを採用し、少し改善しましたが 、それでも超音波式センサーには及びませんでした。
その一方、折りたたみ式の「Pixel 9 Pro Fold」だけは、前モデルと同じく電源ボタンに内蔵した指紋センサーを引き継ぐとのこと。こちらは不評が上がっていなかったため、Pixel 9シリーズは全機種とも指紋によるロック解除が快適になりそうです。
Source: Android Authority
via: 9to5Google