Image: SONICWARE

メガドラのサウンドエンジンを積んだ「LIVEN MEGA SYNTHESIS」や、ローファイな12ビットサンプラー「LIVEN Lofi-12」といったガジェットシンセをリリースしてきた日本の楽器メーカーSONICWAREが、またまた新しい製品をリリースしてきました。その名も「LIVEN Ambient Ø」。「サウンドスケープ・シンセサイザー」と銘打っていますが、その内容はいかに?

未知なるサウンドを生み出す

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LIVEN Ambient Øは、Drone、Pad、Atmos、Noiseの4層の音色を持っています。1つのレイヤーをホールドで鳴らしながら、その音に別のレイヤーを重ねつつ、ノブでフィルターやエンベロープをいじって音を変化させていくイメージです。64ステップシーケンサーを内蔵しているので、ミニマルなパターンを走らせながら音色を変えていくとそれだけで曲っぽくなります。

ユニークなのは「Blendwave Modulation Synthesis」というシンセエンジンで、これは個性的な6つのストラクチャーと32個のWAVEの組み合わせ。複雑な倍音へのモーフィングと強烈なモジュレーションが可能で、ドローンノイズから浮遊感のあるパッドまで、アンビエント系にふさわしい音色が生み出せます。他のシンセではちょっと出しづらい傾向のサウンドですね。

最大8秒のステレオサンプリングが可能なので、環境音を加工してトラックに取り込むのもおもしろそうです。エフェクトはリバーブ1系統のほか、ディレイ、コーラス、ビット/レートクラッシュなども1系統使えます。

初回出荷分は完売で、現在は予約受付中。価格は3万7900円となかなかリーズナブルなので、ソフトシンセに飽き足らなくなった人は検討してみてはいかがでしょう。やっぱり実機はいいですよ。

Source: SONICWARE

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