女子中学生が“伝説的動物”のはく製を発見!意外なアプローチに芦田愛菜「ほんとにすごい」

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6月29日(土)に『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』が放送された。

今回は絶滅動物・二ホンオオカミの、世界で6体目となるはく製を発見した中学生が登場。偉業達成までの方法に出演者から驚きの声が上がった。

【映像】二ホンオオカミのはく製を発見できた理由

3月に“絶滅動物博士ちゃん”として番組に出演した女子中学生の小森日菜子ちゃんが再登場。日菜子ちゃんは世界でも珍しい二ホンオオカミのはく製を見つけたことで話題を集めており、番組では歴史的大発見をするまでの流れを本人による再現VTRで紹介した。

当時小学4年生だった日菜子ちゃんは、ある日国立科学博物館のバックヤードツアーに参加。そこでイヌ科のはく製を見て、「どこかで見たことある…もしかしてニホンオオカミじゃないかな?」と衝撃が走ったそう。

日菜子ちゃんは「額の段が浅くなめらか」「頬ひげが耳の下にモサモサと生えている」「前脚が短い」といった特徴から、このはく製がニホンオオカミなのではと疑ったと語る。

そこで日菜子ちゃんは、このはく製がどこから来たのかに注目。歴史を調べてはく製のルートを辿るという、一般的な動物学者はあまり行わないアプローチで調査を進めた。

日菜子ちゃんが国立科学博物館に質問メールを送ると、「明治22年にははく製として製作されていた」「元動物園飼養」といった回答が。明治22年にあった動物園は上野動物園しかなく、日菜子ちゃんはこのはく製がかつて飼育されていた場所を確信。さらに、上野動物園の元園長に自らアポを取り当時の資料を見せてもらうと、明治21年から4年間、ニホンオオカミが飼育されていたことがわかった。

日菜子ちゃんはこれら調査を自由研究としてまとめ、小学5年生の時に発表。すると本格的な論文として学術雑誌で発表してみるように提案された。

そこで約2年かけて論文を完成させたところ業界で注目を浴びた。その後、このはく製が正式にニホンオオカミの標本として特定されたという。

サンドウィッチマンは「誇らしいね」「すごい」と、大発見を成し遂げた日菜子ちゃんを称賛。芦田愛菜も「行動に移そうってなかなか思えないと思うので、ほんとにすごいなと思います」と褒めていた。