「GIGAZINEマンガ大賞」2024年7月度募集開始&告知バナーの作り方やポイントを解説
GIGAZINEマンガ大賞はマンガや原作・作画ポートフォリオを毎月区切り・毎月審査で募集中です。連載中のマンガや発売中のコミックス、GIGAZINEマンガ大賞のお知らせなど、GIGAZINEで告知バナーを掲載しています。マンガのバナーはどのように作っているのか、どのようなバナーが人気なのかなどについて、「マンガの告知バナー解説」からチェックしてみてください。
「勇者で社畜の兼業ライフ」デスマ1「兼業、はじめました!」を読む!
「秘密の宮園」第1話「孤独と美少女とアンドロイド」を読む
吸血鬼×メイド×にんにくグルメ「ご主人様にんにく臭いです!」のコミックスは以下から!
雨をこよなく愛する少女と雨に呪われた少年との2週間を描く「あめあめふれふれうそやんで」コミックスもチェック!
◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項はこちらから
募集要項は既に読んだのでとにかく応募!という人は応募フォームからお願いします。
◆ポートフォリオを送って作画担当・ネーム構成担当・作画ヘルプの応募
◆小説や脚本形式の原作脚本募集要項はこちらから
◆マンガの告知バナー解説
告知バナーは基本的に、正方形に近い形で大きく表示される「レクタングル」、横に長い「ワイドバナー」、スマホ向けの横長バナーである「スマホバナー」の3種を用意しています。以下は、「勇者で社畜の兼業ライフ デスマ2.5」の扉絵イラストを使用したバナー。
このレクタングルバナーは、イラスト、タイトルロゴ、「マンガを読む!」というテキスト、クリックしてもらうためのボタン、という4つの素材でできた簡単なバナーです。
一方で、同じイラストからワイドバナーを作る場合、バナーの規定サイズとイラストのサイズ比率がうまく合いません。今回使用したイラストをワイドバナーやスマホバナーに合わせると以下のような感じ。このように、レクタングルに合わせた素材だと横長のバナーに合わないことが多くあります。
そこでこのバナーでは、元のイラストを各キャラクターと背景に分割することで、再配置して横長の比率に合わせました。キャラクターを個別に切り抜くには、イラストやマンガのデータのレイヤーが整理されている必要があるため、マンガ作者にも協力いただいています。
「勇者で社畜の兼業ライフ」で特にクリック率が高かった以下のバナーは、マンガの要素であるバトル部分、キャラクター、「勇者」であり「社畜」であるという設定を、4コマに分けて並べたもの。このように複数の素材を並べるタイプのデザインは、レクタングルでも横長のバナーでも合わせやすいことが多いです。
バナーデザインのポイントとして、カラーの選択があります。以下の2種類のバナーは「勇者で社畜の兼業ライフ デスマ4『VSサキュバス!? 職場争奪三本勝負!!』」の告知バナーですが、右下の「マンガを読む!」というボタンの色が微妙に違っています。これは、左のバナーはエピソードの主要キャラクターであり「リリミル」の明るい髪色に、右のバナーはリリミルの暗いシーンの髪色にカラーを合わせているため。素材の配置やデザイン意図にもよりますが、大きく表示されるキャラクターや、背景のメインカラーなどにボタンの色を合わせることで、全体の調和が取れることがあるのとのこと。
また、以下は「ガス屋で〜す!!第7話『星を見た日』」のバナーデザイン。ガス屋さんで働く主人公が、なぜガス屋さんを選んだのかという過去エピソードが描かれる第7話の印象的なシーンとせりふを抜き出したバナーです。マンガ本編でも印象に残るシーンのため、「ガス屋で〜す!!」のバナーの中でも特にクリック率が高くなっていました。
バナーのクリック率を参考に、同じイラストやマンガの素材でSNSでの告知に転用することもあります。気になるバナーを見かけたら、ぜひクリックしてみてください。
就職活動って、なんか気持ち悪い。
ガス屋さんで働く新人を描いたフルカラーマンガ「#ガス屋で〜す!!」は1話から6話まで無料公開中!→https://t.co/1uA9OStbxh
なぜこの仕事をしているの? pic.twitter.com/a6uKKHH4my— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) September 21, 2023
今後もマンガの連載や募集だけではなく、さまざまなメイキングの公開や解説も実施していきますので、「こんなメイキングも見てみたい!」「こんな裏情報も知りたい」などありましたが、お問い合わせからご意見いただけますと幸いです。
◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項
・GIGAZINEでマンガを連載すると……?
・完全リモート&作業タイミングもお任せ
・連載マンガはGIGAZINEに掲載されるから、とにかくまず読んでもらえる
・厳密な締切はなくスケジューリングしやすい
・ジャンルやターゲットの制限なし、面白ければなんでもOK
・色塗りや背景を任せられるアシスタント完備(自費の必要はありません)
・まだ若いレーベルのため、ベンチャー企業のように意見や要望が通りやすい!
・「法律とか税金とか知識がないけど大丈夫?」や「編集との連載作業ってどうなの?」といった、フリーランスとしてやっていくことに対する不安がある人のために、経済産業省のガイドラインに合わせて「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」を公開しています。疑問や不安になりやすい点をQ&Aでまとめているので確認してみてください。
などなど。ほかにも「これはどうなの?」ということがありましたらこちらをクリックしてなんでもお問い合わせしてください。
・基本条件:
・スマホでも読めるのが前提(見開きナシ、縦スクロール基準)
・フルカラー、フルデジタル(白黒の場合は「原作」として扱う場合がありますが、応募自体は大歓迎です)
・ジャンル自由で「第1話」の完成原稿とそのメイキング資料であること。メイキング資料はキャラクターデザインや設定のほか、ストーリー全体のあらすじを200〜800文字程度の範囲でお送りください。応募内容に不足があると審査が進められない場合がありますので、予めご了承ください。
・原稿フォーマット:
縦横比率・ファイルサイズ・解像度は「姫とゲーマー」を参考にして下さい。
・原稿枚数:
自由。何ページでもOK。
・その他:
・既に自分で他メディアやプラットフォームにて発表済みの一次創作OK
・雑誌には掲載されたが単行本化されなかったor途中でやんごとなき事情で打ち切られてしまったという作品もOKです。あきらめないでください。
・締切日:
2024年7月31日水曜日、23時59分59秒
・審査プロセス:
編集部による1次選考後、以下のような審査プロセスを予定しています。審査のプロセスや段階については多少変更する場合がありますので、第1段階審査前に別途説明と確認をお送りします。
第1段階:GIGAZINEシークレットクラブメンバーだけが閲覧可能なクローズド環境による評価+編集部によるメイキング資料を含めた評価
↓
第2段階:より連載を意識した形式で、「第1話原稿」や「最終話までのプロット」など必要事項を追加作成いただいた上での審査。ここまで進出した段階で、ほぼ何かしらの形で連載を約束します。
↓
最終段階:連載形式の原稿にて、GIGAZINE編集長による審査+GIGAZINEシークレットクラブメンバーによる評価+GIGAZINEで連載中の作家などゲスト審査を行い総合的に大賞受賞者を決定します。また、最終段階に残った時点で連載は確約いたします。
・報奨:
1次審査を通過し第1段階に選ばれた全員:
賞金3万円
第2段階進出:
追加で賞金2万円+連載に向けて担当編集がつきます
最終段階進出者:
最終段階進出時点で追加賞金5万円(計10万円)+応募作品をブラッシュアップした上での連載確約
入賞以上:
追加賞金10万円〜+連載確約
大賞:
賞金100万円+応募作品そのままで連載確約
・応募作品の選考結果
最初の第一段階審査に進んでいただく作品については、応募月の翌月末までに応募時のメールアドレスへ審査の詳細についてご連絡差し上げます。
それ以外の場合、審査結果の通達は基本的に行っておりませんのでご了承下さい。
・受賞後の流れ
GIGAZINEで連載形式で掲載を終えた後、電子書籍化しAmazonで販売します。それぞれ規定の原稿料・ロイヤリティをお支払いします。電子書籍の販売・宣伝もGIGAZINEが責任を持って行います。
・質問受付フォーム:
応募するにあたっての疑問点があればこちらをクリックしてお問い合わせしていただければ大丈夫です。同じような質問が続く場合はFAQとしてまとめますので、ご理解とご協力をお願いします。
・マンガ大賞応募フォーム:
こちらをクリック
◆作画担当・ネーム構成担当・作画ヘルプの応募
・「作画のみ」応募方法:
マンガ大賞応募フォームに、ポートフォリオのURLや作品集を見せていただければOK。「その他」の欄に「作画のみ応募」と記載してください。ポートフォリオ用のイラストやマンガについて枚数の制限はなく、何枚以上必要というラインもありませんが、多ければ多いほど評価を得やすいです。
・「ネーム構成担当」応募方法
テキストの原作脚本をネームに起こす「ネーム構成」も募集しています。作画のみと同じく、ポートフォリオや過去に制作した作品ネームやマンガ作品について、できる限り多く送信してください。
・「作画のみ」「ネーム構成」の審査フロー:
ポートフォリオを見ての第1段階審査通過分についてはフォームを送信いただいた翌月までにご連絡を差し上げるため、第2段階審査で実際にお試し原作で描いてもらい、通過後、最終段階の投票審査に回します。
・報奨:
第1段階のポートフォリオ審査を通過し第2段階に参加:
賞金5万円
※ここでの審査は追加の原稿作業を要するため、第2段階に進出・参加いただいた全員に奨励金が発生します。
最終審査で入賞以上:
追加賞金10万円+連載確約
大賞:
追加賞金20万円+連載確約
※原作脚本の都合により、即座に連載に入ってもらえるとは限りませんが、優先的に提案するという形で連載を確約します。
・ヘルプ応募の手順:
フルカラーのマンガを制作するサポートをしてくれるヘルプも募集しています。キャラなどの下塗りやテキスト配置、背景ヘルプも歓迎。完全リモートで自宅にいながら可能なタイミングのみ参加いただくことができます。
・条件:
特に無し。「作業可能ならタスクリストから引き受けるものを選んで作業する」という流れになるため、忙しい時期は不参加ということも可能です。
また、ヘルプで参加しながらおこづかい稼ぎとスキルアップをしつつ、オリジナル作品を制作して編集に提案、ということもOKです。
・報酬:
「色塗りヘルプ」「背景ヘルプ」は作業管理ソフトで時給を計算します。時間給は初めはお試し期間として設定し、そこから作業練度や貢献できる数などによってアップさせていきます。
「ネーム構成」の場合は1ページ当たりの原稿料で計算します。
・応募方法:
GIGAZINEマンガ大賞応募フォームから、「作品ファイルダウンロード用のアドレス・URL」の代わりに「過去に作業したカラー原稿やポートフォリオ」を閲覧できるURLを貼り付けて下さい。また、最後の「その他こちらが知っておくべき必要な情報など」に「色塗りヘルプ」「背景ヘルプ」「ネーム構成」どれを希望するか該当するものを入力して下さい。
・マンガ大賞応募フォーム:
こちらをクリック
◆原作脚本募集要項
・第1話原稿に加えて、1話から最終話までのプロット(あらすじ)を合わせて用意してください。あらすじは作品全体の流れを詳細に、100字〜800字でまとめて原稿の最初のページに記載をお願いします。
・1次審査では単純な話の面白さと1話の完成度を見ます。2次審査から最終審査に進んだ場合は、実際にマンガ原作を作成することを意識した「ト書きの脚本を最終話までコンスタントに作成できるか」を審査します。
・「原作のみ」で文字のみの応募の場合は、Googleドキュメントに本文を貼り付けた後、共有リンクのアドレスを応募フォームに記載してもらえれば大丈夫です。その場合、応募後にドキュメントの編集は行わないようにお願いします。
・Googleの共有設定が「リンクを知っている全員」になっていることを確認してください。「制限つき」のままだと応募された作品を読むことができません。詳しくはGoogleドキュメントヘルプの「ファイルを一般公開で共有する」をチェックしてください。
・報奨:
1次審査を通過し第1段階に選ばれた全員:
賞金3万円
第2段階進出:
追加で賞金2万円+連載に向けて担当編集がつきます
最終段階進出者:
最終段階進出時点で追加賞金5万円(計10万円)+応募作品をブラッシュアップした上での連載確約
入賞以上:
賞金10万円+連載確約
大賞:
賞金20万円+応募作品そのままで連載確約
※作画担当とのマッチングの関係上、即座に連載に入ってもらえるとは限りませんが、優先的に提案するという形で連載を確約します。
応募フォームはこちらをクリック
マンガ大賞の選考フローには「GIGAZINEシークレットクラブ(GSC)・クローズド審査」があります。GSCメンバーの人はもちろん、まだメンバーじゃないよという方も、ぜひこの機会にGSCの一員となって、未来の名作の誕生に立ち会ってください。GIGAZINEシークレットクラブへの登録はこちらから。
それでは、クリエイターの皆さまの応募を心よりお待ちしております。よろしくお願いします。