AI処理特化のNPUとSnapdragon X Elite搭載の「Microsoft Surface Laptop 7」フォトレビュー
Microsoftが2024年5月に発表した「第11世代Surface Pro(Surface Pro 11)」と「第7世代Surface Laptop(Surface Laptop 7)」は、プロセッサにSnapdragon Xシリーズを採用し、AI処理用プロセッサであるNPUとしてQualcomm Hexagonを搭載しています。今回、この「Surface Laptop 7」をMicrosoftから借りたので、いろいろ触ってみることにしました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/devices/surface-laptop-7th-edition
外箱はこんな感じで、飾りっ気はWindowsロゴのみ。
本体とACアダプター、電源ケーブル。本体天面中央にもWindowsロゴが入っています。なお、Surface Laptop 7には13.8インチモデルと15インチモデルがありますが、これは15インチモデルです。
寸法は329mm×239mm×18.29mm、重さは実測で1652g。
ACアダプターと電源ケーブルは合わせて266g。
PCを閉じた状態での正面はこんな感じ。少しフタ(ディスプレイ)側の方が出っ張っており、ちょうど指を引っかけて開きやすいようになっています。
向かって右側面は、後方寄りにmicroSDカードスロットと給電用のSurface Connect専用ポートがあります。
背面は何もなし。
左側面は後方寄りから3.5mmヘッドホンジャック、USB-A 3.1ポート、USB-C(USB 4)ポート2つが並びます。USB-Cポートはともに充電、データ転送、DisplayPort 1.4a、Surface Thunderbolt 4ドックとその他のアクセサリーに対応。付属のACアダプターなど定格出力65W以上の電源アダプターなら急速充電が可能です。
底面側はこんな感じで、底面四隅に小さなゴム足がついているのみ。
ディスプレイを開くと、キーボードはこんな感じ。最上段にファンクションキーなどが並び、右端はDeleteキーでその1つ左が電源ボタン。また、左下はCtrlキー、Fnキーの順で並んでいて、Altキーは左右にありますがCtrlキーは左のみ。カーソルキーは上下2つで通常のキー1つ分です。キータッチはアイソレーションキーボードとしてはオーソドックスな、「押し込む」感覚が指先にあるタイプ。
タッチパッドは全体的に硬質な感触。どこを押しても軽いコリッというクリック感があるのが特徴的で、中央より右側でかなり手前の一部分、赤く写真で示したあたりのみ右クリックとして扱われますが、その他の部分のクリックは左クリック判定となります。なお、2本指タップによる右クリック動作はタッチパッド全面で利用可能です。
AIの実行に適した「Copilot+ PC」の要件というわけではありませんが、Copilot機能にダイレクトにアクセスできる「Copilotキー」がスペースキー右側にあります。
Copilotキーを押すと、Microsoft Copilotのウインドウが開きます。
なお、ベゼルはこんな感じで、上部が8mmほど、左右が6mmほどです。
このほか、ACアダプターの入力は100-240V-1.6A,50Hz/60Hz、出力は15.0V⎓4.0A 60.0W,5.0V⎓1.0A 5Wとなっていて、Surface Connect接続のほかに、USB-Aポートが1つ利用可能。
Surface Connectポートで本体に給電できていれば、コネクタ横のランプが白く点灯します。
引き続き、Surface Laptop 7の使用時の性能をベンチマークなどを通して探っていきます。
・つづき
Microsoftの「Surface Laptop 7」でいろいろなベンチマークを実行してみた - GIGAZINE