間違って訪れた“ポツンと一軒家”。住人困惑も…そこは絶景を見渡す“天空のポツンと一軒家”

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

6月30日(日)は、ゲストに山里亮太(南海キャンディーズ)と田粼さくらを迎えて放送される。

埼玉県の山の中でポツンと一軒家を発見。周囲一面が山に囲われ、大きく切り拓かれた土地にはいくつかの建物が確認できる。

東京都の隣県である埼玉県。しかし、捜索隊が向かったのは、山道のところどころに家があるような山あいの集落だ。

その畑の一角で、作業中の男性を発見し声をかけることに。衛星写真を確認してもらうと、「70過ぎのご夫婦が暮らしていらっしゃいますよ」と心当たりがあるよう。

一軒家までの道のりも教えてもらい、捜索隊は集落を後にする。

集落から山道へと入ると、上り坂が延々と続いている。そんな深い森の突き当たりに一軒家があるというのだが、人が暮らしている気配はまったくなく、気づけば完全な雑木林の真っただ中だ。

不安に駆られる捜索隊の視界に、「この先、行き止まり」の看板が。その看板の先へと進むと、一気に視界が広がり丁寧に整備された庭と大きな家が姿を現す。

しかし、一軒家にいた女性に衛星写真を確認してもらうと、「こことは違うような…この(衛星写真の)お宅は、尾根の向こうにある一軒家で、今は誰もお住まいになっていらっしゃいません」と、まさかの返答が。

捜索隊があらためて調べてみると、たしかに尾根を挟んだ反対側の家へと来てしまっていたようだ。しかし、間違って来てしまったとはいえ、ここも紛れもないポツンと一軒家。捜索隊は夫婦2人が在宅の日を確認し、あらためて再訪することに。

再訪した捜索隊を迎えてくれたのは、76歳の男性。

ここは山の頂上にほど近い場所で雲海も見ることができるといい、まさに天空のポツンと一軒家だ。

だが60年前までは麓の集落まで車道がなく、片道1時間以上かけて徒歩で家まで帰っていたのだとか。

生活用水の水源は1200メートル先にある湧き水。52年前に男性が父と二人で、水源から手掘りで水路を作り、家まで水を引いたそう。しかも、冬は積雪もあるといい「住むだけで大変な場所ですよ」と男性は笑うばかりだ。

生活をする上では、苦労の絶えない“天空のポツンと一軒家”。しかし、捜索隊が夫婦の暮らしに密着していくと、都会では決して味わえない豊かな暮らしが見えてくる。