Photo: junior

こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。

ちょっとしたDIYを楽しむ筆者ですが、曲線を使った造形って難しいんですよね……。糸のこぎりやヤスリで丸くするのも手段ですが、加工場所が多いと大変。均一さという点でも課題が残ります。

そこで見つけたのが家庭用CNCロボット「Cubiio」。図面データがあれば自動でキレイに加工してくれる製品とのことでしたので、お願いしてサンプルを試させてもらいました。

はたしてCNC加工未体験の筆者に使いこなせるのか?

モノづくりやDIYのレベルをアップしたい人に参考になればと思いますので、筆者の体験レポートをぜひ参考にしてみてください! 最後にはおトクなキャンペーン情報もあるのでお見逃しなく!

Cubiioでできること

Photo: junior

こちらが今回使った「Cubiio」。PC接続やSDカードで必要なデータを入力すれば、図面どおりの加工を自動で完了してくれます。

ロボット掃除機と同じ自走式なので、このサイズ感でも大きな面積に対応できるのが特長。動画のように、手作業では難しい曲線も美しく正確にカットできました。

Image: microfactory

加工に必要な電動トリマーやレーザーモジュールは付属しない点には注意が必要。マキタ等の対応トリマーを使えば最大30mmの厚みまでカットでき、レーザーモジュールでは細かな刻印や装飾も可能です。

素材も木材だけでなくアクリルや銅、真鍮、アルミニウム合金にも対応していますよ。

準備編

Image: microfactory

「Cubiio」で加工するにはGコードというデータが必要。このGコードはオープンソースのソフトウェアを使って、CAD用のDXFデータやグラフィック系の SVG・BMP・JPG・PNGデータから変換が可能。

この部分を解説すると長くなるので、一旦ここまでに留めておきます。

Photo: junior

続いて作業環境については、カットする木材よりも大きな作業台と作業台を傷つけないための緩衝材となる木材は必須。

また加工時には細かい木くずが発生するので集じん機はあったほうがベター。なお、集じん機まで用意できない場合は掃除機で代用することも可能です。

Photo: junior

作業台が準備できたらロボット固定用の金具を四隅にセット。

Photo: junior

加工時に木材がズレないように固定。筆者はビスで土台木材に共締めしましたが、クランプを複数使って固定してもよいかと。

Photo: junior

続いては本体で作業範囲などを設定。作業台サイズを入力すると適切な長さのベルトが自動で出てくるので、四隅の金具にセットすれば加工スタート。

Photo: junior

動き方はプログラム(Gコード)次第ですが、「Cubiio」は同じ部分を周回して徐々に深くカットするのが基本。

木材がズレるとキレイに加工できないため、作業台のセッティングは確実に行ってください。また周囲にある集じん機等のコードが動きを妨げないようにも注意しましょう。

Photo: junior

動きが想定外になり失敗が濃厚になった場合などにはわかりやすい非常停止ボタンでストップが可能。これはCNC加工初心者にも安心で助かりました。

初加工に挑戦

Photo: junior

筆者はCNC加工の超初心者なので最初は簡単な図形をGコードに変換してトライ。動き出した瞬間は不安でしたが、徐々に形になるのは見ていて楽しいですね。

Photo: junior

初期仕上がりは材質や使うトリマーによって異なりますが、多少バリは出るのでヤスリがけは必要でした。

Photo: junior

バリ取り後は4ヶ所とも精度も高く美しい曲線に! 手作業では緻密に時間をかけて再現できるかどうかなので、さすがはロボットですね。

Photo: junior

メーカー公称値の誤差範囲は0.1mm以下と謳うだけあり、欠けや歪みもないキレイな正円も作れましたよ。

複雑な図形には習熟が必要

Image: microfactory

初心者が1日でできたのは簡単な図形のみでしたが、「Cubiio」のモデルX3であれば最大120×120cmまで加工できるのが最大の特長。そのため、本領発揮には相応の作業環境(作業台広さ等)が必要になります。

Photo: junior

本体から伸びるベルトは「Cubiio」本体の移動座標の正確性に関わるので、水平にするなど使いながら気づいた注意ポイントも多数。

Photo: junior

そもそも「Cubiio」を触る前に電動トリマーやGコードの知識も必要なため、DIY完全初心者だと簡単な図形を作るのにも時間がかかるのは事実。

CADやCNCの経験者だと習熟も早いと思いますが、基本的には失敗を繰り返しながら覚えていくという覚悟は必要です!

Photo: junior

作業環境が準備できるかも含めて誰でも簡単にできるとは言えないものの、自分で設計した図面が自動で形になっていくのは楽しいですよ。この手の製品に興味がある人はきっと飲み込みも早いと思うので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

曲線も複雑な彫刻も最大120cm四方まで加工できるCNCロボット「Cubiioシリーズ」は現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaにてキャンペーンを実施中。

執筆時点では、作業面積がもっとも広い120x120cm対応のCubiio X3が24%OFFの304,000円(送料・税込)からオーダー可能でした。

気になった方は以下のリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。

CNCとレーザーで木材から金属まで3D彫刻+切断+刻印!世界最小級CNCロボット
296,000円
【X3 26%OFF】
machi-yaでチェック

>> CNCとレーザーで木材から金属まで3D彫刻+切断+刻印!世界最小級CNCロボット

Source: machi-ya