『ポツンと一軒家』古武術に魅せられたアメリカ人男性。日本の自然と伝統を愛する生活にスタジオも感銘
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
6月23日(日)は、前回に続いてゲストに松本まりかと上杉柊平を迎えて放送される。
前回に引き続き、愛媛県の山奥で暮らす36歳のアメリカ人男性と46歳の妻のライフスタイルに密着する。
幼いころから日本の文化に興味を抱き、16年前に武術修行のため日本の大学に留学した男性。
妻の地元でもある愛媛で自身が会得した古武術の指導と自然農を行うため、5年前に耕作放棄地になっていた1500坪の広大な山奥の土地に、自分たちの手で道場と自然農園を造りはじめた。
日本の古武術に魅せられ、「自然道」を掲げる男性。今回は、居合いなどの古武術を会得し、所作や食などの日常に取り入れた夫婦の“自然とともにある暮らし”に密着していく。
円錐形の茅葺屋根が特徴的な道場の近くには自然栽培の農園があり、年間20種類ほどの無農薬野菜を育てている。自分たちで建てた土壁づくりのキッチンやコンポストトイレ、さらに使用する水は川から引き砂と砂利と炭でろ過をして使うなど、すべてが自然にかえるものばかり。
こうした自然とともにある暮らしに共鳴したのが田んぼの所有者の79歳の女性だった。自然農法の有機栽培でお米作りを長く続けてきた女性は、続けられなくなった田んぼを「このご夫婦になら!」と譲ったという。
農薬を使わない米作りは田んぼに虫が多くつくことから、「近隣に迷惑をかけられない」と、32年前にこの山奥の地に棚田を作った女性。続けてきた有機の稲作方法と道具をすべて夫婦に譲り渡したそう。
今では夫婦が女性のサポートを受けながら、古代米や病気に強くて風にも倒れない自然栽培米を育てている。
古武術と自然農を手掛けながら、麓の集落では自宅で民宿も営んでいるという夫婦。捜索隊は、二棟建ての日本家屋をリノベーションした民宿の様子も見学することに。
豊かな自然の恵みを享受し、日本古来の伝統技法を取り入れた夫婦のライフスタイルに、スタジオでは松本が「こんな生活をしてみたいと本当に思いました!」と感激しながらVTRに見入る。
林修も「かつての日本の生活を、外国の方に教えていただいたようでした」と大きな感銘を受けていた。