『Believe』最終回、刑事・黒木(竹内涼真)がみせた潔い“引き際”に「好きになってしまう」「呪いの笑顔最高」

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6月20日(木)、木村拓哉主演のドラマ『Believe−君にかける橋−』の最終回が放送された。

すべての謎が解明され、登場キャラクターそれぞれの行く道が描かれた最終回。刑事・黒木正興(竹内涼真)が見せた痛快で潔い“引き際”にSNS上では多くの反響が寄せられている。

(※以下、最終回のネタバレがあります)

【映像】痛快な引き際…愉快に笑う黒木

◆「俺みたいになるな」

「龍神大橋」の“事故”の真相を明かすため刑務所を脱獄し逃走していたものの、監禁罪というあらぬ罪で再び捕まってしまった狩山陸(木村拓哉)。

管理官の白石(前川泰之)は取り調べで狩山に対し、“龍神大橋の事故”について蒸し返さなければ、監禁罪は不起訴になるよう「検事に口添えしてやってもいい」とこっそり話す。

そこへ黒木(竹内)が現れ、彼は狩山と話したいと申し出た。

双子の兄を龍神大橋の事故で亡くしている黒木は、その真実を探るため一時は受刑者である狩山と協力。一度捕まえた狩山をあえて取り逃がしたこともあり、責任を負わされていた。

白石は黒木と2人きりになると、ここでもこっそり裏工作。狩山に龍神大橋のことを訴えないように言えば、「上は(黒木の)処分に手心を加えてくれそうだ」と話す。取引を持ちかけられた黒木は「ありがとうございます」と返していた。

そうして狩山と話す許可を得た黒木は、ふいに「あんたさ、後悔したことってある?」と狩山に切り出す。続けて、「俺はあるよ、かなり。これまで自分自身と向き合ってこなかったこと。たった1人の兄を突き放してしまったこと」と雑談のように話し始めた。

すると黒木は、白石も目の前で見ているなか突然、「管理官はあんたに検察では事故について喋るなと言ったらしいな。あんたを救うためだって」と言い出す。

呆気にとられ固まる白石を見ながら黒木は手を叩いて爆笑しつつ、「いいか、騙されるな。この人はあんたを餌にして上に恩を売りたいだけなんだよ」と狩山に助言。白石は怒って黒木の胸ぐらを掴むが、彼は止まらず、狩山に対して「俺みたいになるな」と言い残した。

そして、言葉を伝えきった黒木は「今までお世話になりました」と白石に頭を下げる。狩山から小さく「ありがとう」と感謝された黒木は清々しい表情だった。

狩山を助け、組織の“上”に反旗を翻し、自ら潔く引いていった黒木。そんな彼の姿に、SNS上は「こんなの好きになってしまう」「鳥肌たちました」「呪いの笑顔最高」と盛り上がっていた。