脚ねじれをセルフチェック


脚が太くなる原因は?美脚への第一歩は「脚のねじれ」を正すこと!

まっすぐキレイな脚、疲れない軽やかな脚、筋肉バランスがとれた健康的な脚…。憧れますよね!

ピラティスインストラクターの資格をもつ女優の優木まおみさんが教えてくれる美脚への近道は、脚の「ねじれ」を取り除くことだそう。「筋トレしても脚が細くならない」「むくみやすくて辛い」…脚の悩みの多くは、脚のねじれに要因があるのかも。

縮んだり延びたりして連動・拮抗し合っている筋肉を「ぐりぐり&にぎにぎ」して集中的にほぐし、本来のニュートラルな状態に整える。そのうえでしっかりと体を動かすことを続けていくと、身体がちょうどいい状態を覚えて脚のねじれが解消しやすい状態に!

脚が変わると気持ちもポジティブに!運動が苦手、面倒なことはやりたくないズボラさんでも続けられる「ぐりにぎメソッド」で美脚を目指してみませんか。

※本記事は優木まおみ著の書籍『ぐりぐりにぎにぎするだけ! 秒で美脚』から一部抜粋・編集しました。

■ひざのねじれをチェック

まずは左右のひざの向きと高さを確認。脚がねじれているとひざが内外どちらかに向いていたり高さがズレていたり、O 脚などになりがちです。

ひざのねじれをチェック


■ひざ下のねじれをチェック

次にひざ下を確認。ねじれが生じると、ひざ下のすねの骨(脛骨)の起点が外側または内側にズレるので、シールを貼ってチェックします。

ひざ下のねじれをチェック


HOW TO

片ひざを立てて座り、つま先をまっすぐ前に向ける。ひざの骨が出るようにひざ頭を左右から押さえ、お皿下側の中心に青色のシールを貼る。次に脛骨(すねの骨)の起点(ひざ下のくぼみの下のぽこっと出た部分)に赤色のシールを貼り、脛骨に沿って足首の上まで等間隔に赤色のシールを貼る。

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脛骨の起点がひざのお皿の真下にある


(〇)

青色のシールの真下に赤色のシールの1つ目がある場合は、ひざの真下に脛骨があるのでねじれのないまっすぐな脚。続く赤いシールは、足首に向かってゆるやかなカーブを描いていればOK。

外側にズレている


(×)

青色のシールに対して赤色のシールの1つ目が大きく外側にある場合は、脛骨の起点が外側にズレてひざ下が外旋している状態。

内側にズレている


(×)

青色のシールに対して赤色のシールの1つ目が大きく内側にある場合は、脛骨の起点が内側にズレてひざ下が内旋している状態。

■足首のねじれをチェック

足首は立位や歩行をはじめ全身に影響する部位。かかと(距骨と踵骨の関節部)のゆがみを確認します。

HOW TO

足をこぶし1個分あけて、つま先をまっすぐ前に向けて自然に立つ。かかとを真後ろから写真を撮ってチェックする。

足首のねじれをチェック


(〇)

アキレス腱からかかとのラインがまっすぐで、かかとの裏全体が地面に垂直につく。これが本来の状態で距骨と踵骨の関節部のゆがみがなく、歩行が正しく行えて靴底のすり減り方も均一。

重心が外側にのっている


(×)

かかとのラインが外側に傾く。距骨が外側に倒れた状態で、歩行時は靴底の外側がすり減りやすい。ガニ股、O脚、猫背の人にも多いタイプ。

重心が内側にのっている


(×)

かかとのラインが内側に傾く。距骨が内側に倒れた状態で、歩行時は靴底の内側がすり減りやすい。内股や外反母趾、扁平足の人にも多いタイプ。

*    *    *

脚のねじれを自覚していなくても、いざチェックしてみると結果に驚いた方もいるのではないでしょうか。蓄積された脚のねじれは脚を太くする原因にもなると言われています。定期的にチェックして、脚の筋肉バランスに目を向けてみてください。

著=優木まおみ/『ぐりぐりにぎにぎするだけ! 秒で美脚