(C)2022 Lucasfilm Ltd.

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『スター・ウォーズ』の実写版ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」など数多くのフランチャイズ作品を手がけ、ルーカスフィルムでCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)を務めるデイヴ・フィローニが、いまだに『スター・ウォーズ』ユニバースが挑んでいない分野について言及している。

米ポッドキャスト番組「」に出演したフィローニは、『スター・ウォーズ』のR指定映画が製作される可能性について質問されると、「分からないけれど、面白そうですね」と好感触だ。「要するに何をするにしても、本当に良い作品にしなければならないということです。『キャシアン・アンドー』のように異色とされている作品を見ると、良く仕上がっています。トニー(・ギルロイ)と彼のチームは素晴らしい仕事をしました」と続けた。

トニー・ギルロイがクリエイターを務めるドラマ「キャシアン・アンドー」(2022-)は、『スター・ウォーズ』シリーズ初となる本格的なスパイスリラー。ジェダイやフォースが描かれないだけでなく、コミカルなウーキーやドロイドが笑いを誘うシーンもない。これまでの『スター・ウォーズ』にはなかった完全に大人向けとなるシリーズで、フィローニの言うように「異色」という表現が相応しいかもしれない。

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さらにフィローニは、「そういった作品を好む観客がいると思うし、その観客と一緒に、子どもたちの想像力を刺激し続けたいですね。そうすれば彼らが成長した時に、そういう作品の価値を理解できますから」とコメント。「キャシアン・アンドー」のような大人向けの作品が誕生して人気を博していることを例に挙げ、『スター・ウォーズ』のR指定映画が製作されてもおかしくないと仄めかした。

またフィローニは、いかにクリエイターがプロジェクトに独自の声を吹き込むことが重要であるかを強調し、『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカスを真似ただけの作品は、誰も観たくないだろうとも述べた。

なおディズニーでは、(MCU)初となるR指定映画『デッドプール&ウルヴァリン』の公開が7月26日に迫っている。MCUで実現したことが、『スター・ウォーズ』ユニバースでも起こる可能性もあるかもしれない。

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