『ヴェノム:ザ・ラストダンス』出演者、『マダム・ウェブ』後のプレッシャーはない ─ 「楽しんでもらうだけ」

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米ソニー・ピクチャーズが手がけるソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)からは、2024年11月に最新作の『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が公開を迎える。本家『スパイダーマン』シリーズに次ぐ人気を誇る『ヴェノム』シリーズだが、一方で興行・批評面ともに苦境にあえいだの後とあって、公開には一定のプレッシャーもありそうだ。

これについて、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の出演者はどのような思いでいるのだろうか。米より、「『マダム・ウェブ』の後ということで、普段より更に重荷を感じていますか?」と問われたメインキャストのジュノ・テンプルは、「私自身はそう考えていません」と回答。演者としての率直な考えを明かしている。

「このような規模の映画に参加するのは、私にとってまったく新しいことです。参加することができて最高な気分の映画で自分ができる限りの仕事をできたらいいなと願うだけです。5人観ようが500人、いや、それ以上の方が映画を観ようが、楽しんでもらい、少しの間でも日常から連れ出してあげられたら嬉しいですね。」

『ザ・ラストダンス』は、『ヴェノム』シリーズの完結編。世界興収では、第1作『ヴェノム』(2018)が8億5,600万ドル、第2作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)が5億680万ドルと右肩下がりではあるが、主演・脚本・製作のトム・ハーディはシリーズを締めくくる作品として、「最後はド派手にいきたい」とパワーアップを。シリーズ初のR指定作品になる可能性も伝えられている。

ちなみに最大1億ドルの予算に対し、世界興収1億ドルという赤字着地となった『マダム・ウェブ』は、ストリーミング配信での人気を見せており、2024年5月中旬には米における視聴ランキングで1位を。年末にはアーロン・テイラー=ジョンソン主演のR指定映画『クレイヴン・ザ・ハンター』を控えるSSU、果たして『ザ・ラストダンス』で立て直しを図れるか。

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